海外進学の支援

卒業後の海外志向と支援体制

留学生との交流、第二外国語、国外研修生としての経験などに加え、通常の授業で幅広い教養を学ぶ中で、卒業後、海外の大学に直接進学を希望する生徒もいます。また、国内大学に進学する場合でも、その後、海外の大学院に進む卒業生も多数います。

昨今、国内でも注目されていますが、欧米ではいわゆるリベラル・アーツ教育が充実しています。旧制高等学校以来の教養を重んじた教育を継承し、リベラルアーツ・サイエンス教育に力を入れる武蔵で、こうした環境を求める海外志向があるのは、ある意味では当然だともいえます。

海外進学を選択肢に入れ、希望する生徒を支援するため、武蔵にはさまざまな取り組みや制度があります。

海外進学を視野に入れる

 海外大学に進学した卒業生、あるいは海外大学・大学院で研究生活を送る卒業生などによる講演会を毎年行っています。こうした機会に触れて、将来の選択を考える生徒も多くいます。

本校では、グローバル委員会が中心となって海外進学の支援を行い、英語ネイティヴスピーカーの専任教員もこの委員会の一員になっています。武蔵学園国際部の職員スタッフと連携した海外進学のための情報提供や、進路選択の個別相談、エッセイ添削を含めた出願書類の準備サポートなど、希望する生徒をきめ細かく支援しています。また学内メールマガジンでは、生徒・保護者向けに海外に関する様々な情報も配信しています。

本校独自の海外進学奨励金

海外大学への進学には相当額の費用が必要になることが一般的ですが、国内団体の奨学金や進学先の大学独自の奨学金を得て進学するケースが少なくありません。本校でも、卒業後に直接海外大学に進学する生徒に対して、審査・選考の上で、総額500万円(一人あたりの支給額は対象者数等によって決定)を給付する独自の「海外直接進学奨励金」があります。この制度による支援を受けて海外の大学に直接進学する生徒も増えています。