校長散歩

2020.04.15

  • #その他

151 みんなで協力して新しいシステムを創り上げていきましょう!

雨の前庭の画像
雨が滴れ落ちる前庭
4月13日、土砂降りの雨でした。
緊急事態宣言が発令されて2週目に入りました。生徒諸君におかれては、始業メッセージでお話ししたように、①構想力、②計画力、③実行力、+④危機管理能力を磨きながら、それぞれの学びを進めていることと思います。
同時に、突貫工事でしたが、私たちはリモートによる「新たな学習支援のシステム」を構築しようと決めました。
武蔵の教育は「本物」や「対話」を大事にしています。それはこれからも変わりません。一方で、ICTを活用した教育については、進化の余地があると考えています。
そこで、このたび、今回のピンチをチャンスととらえ、まずは「学びのプラットホーム」を構築するため、教師・生徒の相互連絡ツールとしてClassiを導入することにしました。本来ならば、登校日に、全員のネット環境も把握しつつ、十分に説明してから進めたかったのですが、この状況下ではそうもいかなかったのは残念なことでした。
13日現在、Classiの開通率は9割を超えたところですが、まだ全員開通には至っていません。加えて、Classi自体のシステムが不安定な状況にあり、生徒や保護者からはヘルプデスクに様々な声も届いています。
このコロナ・ウィルスとの戦いは「長期戦」を覚悟しています。まずはあせらずに、第一段階としてClassiの全員開通を早急に目指し、「学びのプラットホーム」による相互の対話を進めていきたいと思います。そのうえで、さらに、オンデマンドやオンラインなど次のステップにチャレンジしていきたいと考えています。
武蔵では、どちらかというとPCが苦手だった先生も含め、みんなで挑戦しています。生徒諸君とも協力しながら、武蔵らしい「新たな学習支援システム」を構築していきたいと思っています。よろしくお願いします。
※この記事を書き終えたあと、Classiよりプレス・リリースがありました。4月5日に外部ハッキングを受けIDが流出したとのこと。現在は復旧し、再発防止策を講じたとのことでしたが、さらに14日も不安定な状況が続いています。何回もアクセスを試みた皆さんのストレスはいかばかりかと思います。我々も同じ状況とはいえ、申し訳ありません。本校の接続作業はID流出後であること、使用しているものに個人重要情報はないことも勘案し、引き続き情報収集に努めつつ、当面のプラットホームづくりについては、まずはあせらず同時に速やかに、Classiの全面開通を目指したいと思います。今後のツールとしては次のステップに向けて汎用性の高い代替手段も検討しているところです。ご理解ご協力を宜しくお願いいたします。