校長散歩

2020.09.17

  • #授業

195 百葉箱観測が新たに始まりました

百葉箱観測の画像
百葉箱で観測をする中2の生徒たち
9月10日 校長散歩15でもご紹介した百葉箱の場所が、このたび大学11号館の新設工事に伴い、オムニテニスコート脇の一角に移されました。
中2理科の授業では、当番を決め、昼休みに交代で百葉箱観測を行っています。温度、湿度、気圧、降水量さらに雲量も調べます。9月10日、新しい場所での観測が始まりました。
かつては公式観測地点として毎日観測をしていた百葉箱でしたが、今は公式な地点ではなくなり、また、日々の校内での観測も、屋上での機械観測に変わりました。
それでも、生徒たちにとって、実際の観測方法を学ぶことは、貴重な体験になっています。観測結果は、物理室前に張り出された大きな方眼紙に記入します。日々の結果をリレーのようにつなぎ、時間的推移を追えるようになっています。
担当の教員によると、「世間では気象庁はじめ、民間気象サービスによる情報が当たり前のように流れているからこそ、それらのデータがどういう考え方・技法で取得されているのかを体験しておき、データを批判的に見る姿勢を身につけてもらいたいと願っている」とのこと。
このように、実際に気象観測を続けている学校はなかなかないと思います。「本物にふれる教育」を大切にしている武蔵らしい取組です。