校長散歩

2021.06.30

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305 武蔵高等学校中学校紀要第5号が発刊されました

紀要の画像
武蔵高等学校中学校紀要第5号の表紙
このたび、武蔵高等学校中学校紀要の第5号が発刊されました。この紀要は2016年に創刊され、今年で5年目となりました。
5年前の創刊号には昨年急逝された有馬学園長の「創刊の辞」が載っており、それは「武蔵高等学校中学校の教員には旧制武蔵高等学校以来の伝統がある。即ち常に自ら研究しつつ教育に励むということである」という言葉で始まっています。
かつて、私自身も武蔵に教育実習で戻ったときに、当時の指導教官から「お前は学問をしているか?」と問われたことをよく覚えています。「良い教師とは学び続けることができる教師である」という言葉を聞いたことがあります。それは教育の本質を突いている投げかけだと思っています。
現在、多忙な日常の中で、武蔵に限らず、そうした姿勢を持ち続けることは困難な状況があります。そうした中、とりわけ昨年度は新型コロナウイルスに翻弄された一年でもありましたが、関係教員の尽力もあり、継続して紀要を発行できたことを誇りに思います。この紀要から、多くの皆様方に武蔵教員の溢れる「研究心」を知っていただくとともに、我々自身のさらなる相互理解を深めることができればと考えています。
武蔵学園学術機関リポジトリ」では、本年掲載された5本の論文について、抄録とともに本論(PDF)が見られます。興味を持たれた方は、ぜひご覧になってください。