校長散歩

2021.07.14

  • #グローバル

311 新生武蔵のグローバル構想

グローバル構想の画像
新生武蔵のグローバル構想
武蔵は三理想に「世界に雄飛するにたえる人物」を掲げているように、創立以来、グローバル教育に力を入れてきた学校です。さらに、創立百周年を機に、今後の日本社会を展望すると、今まで以上に多くの外国人と出会っていくことが加速度的に求められていくことと思います。自分たちとは生まれも育ちも異なる多様な人々と、主体性を持ちながらもいかに協働していくことができるか。そのためには、異文化について深く理解するとともに、地球規模で物事をとらえ、考えることができる「グローバル市民」としての素養を磨いていくことが重要です。
そうしたことを背景に、武蔵で取り組んできたグローバル教育の取組と今後の方向性について、わかりやすく一枚の紙にまとめた『新生武蔵のグローバル構想』を、このたびホームページ上に公表しました。
世界とつながる『新生武蔵のグローバル構想』
スローガンは『思い切って外へ、もっと先へ』。すべての武蔵生には、国内外を問わず、自分たちが安住してきた「狭い世界」の外へ飛び出してほしいし、さらにそこで刺激を得た生徒たちには、フロントランナーとして、もっと先を目指し、世界を舞台に道なき道を切り拓いてほしい。そんな「量的拡大と質的充実」への思いが込められています。
この『新生武蔵のグローバル構想』には、武蔵で取り組んでいるグローバル教育について、大きく分けて三つの流れも図示されています。それは①数十年にわたり、武蔵が築いてきた第二外国語や国外研修制度の流れ、②近年進展してきた、REDプログラムなど学園や大学と連携した流れ、③新型コロナウイルス下であってストップしていますが、「自調自考の風土」に基づき、2019年度から新たに整備された、海外サマーセミナーへの参加も含めた生徒たちが主体的に行う国内外でのチャレンジ活動に費用支援を行う流れです。さらに、そうした取組の延長上で、進路の一つの選択肢として「海外大学への直接進学」を目指す者への初年度学費一部支援も示されています。
グローバル化への対応は、将来様々な分野でリーダーになるであろう武蔵生にとって、mustの課題だと私は思います。ぜひ臆することなく世界とつながり、さらに「世界をつなげる武蔵生」であってほしいと願っています。