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トップ 校長対談「学びの土壌」校長対談「学びの土壌」第7回(前編)

東京工業大学前学長 三島 良直 氏(前編)

リベラルアーツとは、人が羽ばたいていくための学問です。

校長対談第7回(前編)01

校長対談「学びの土壌」第7回の対談相手は、東京工業大学学長(2018年3月末で退任)の三島良直さん。東工大改革に賭けた思いを通じて、学生の将来に対する強い気持ちに触れることができました。
※対談は学長在任中の2018年2月に行われました。
プロフィール
左:三島 良直(みしまよしなお)

1968年武蔵高等学校卒業。1975 年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。79 年カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了。81年東京工業大学精密工学研究所助手。97 年同大学大学院総合理工学研究科材料物理科学専攻教授。同大学理事・副学長(教育・国際担当)などを経て2012 年10月から東京工業大学学長(2018年3月で退任)。


右:梶取 弘昌(かじとり ひろまさ)
1952年東京生まれ。1977年東京芸術大学声楽科卒。1977年武蔵高等学校中学校芸術科非常勤講師。1988年、同校の専任教諭となる。2011年4月より校長。アレクサンダー・テクニック、ドイツリートの研究・演奏を現在でも続けている。

校長対談第7回(前編)02

2016年のホームカミングデイ講演 三島東工大学長
梶取:一昨年は、ホームカミングデイにお越しいただきまして、ありがとうございました。
 
三島:楽しかったです。昨年は、ささきいさおさんでしたね。伺いたかったのですが、どうしても都合が合わなくて残念でした。
 
梶取:ささきさんは私より7歳上なのですが、お元気で声も若々しい。お元気でしたよ。
三島:そうですか。いまでも時々、テレビでお見かけしますね。
 
梶取:トークもしていただいたのですが、在学中に芸能活動で忙しくなられて学校に来られなくなり、高3になって掲示板に貼り出された生徒名簿に自分の名前がなくて、先生に聞いたら「お前が悪いんだ」と言われたとか(笑)。
 
三島:昔は大らかでしたね。
▶逆立ちしてもかなわない友に出会うことが大切。
梶取:どうして、武蔵を受験されたのですか。
 
三島:当時は、私立の入試は受験日がバラバラでした。両親は、私立に行かせたい。その一方で国立の方が経済的に楽だということで、最終的に選んだのが武蔵と開成、そして教育大付属でした。結局、最初に武蔵の合格が決まって、急にやる気が無くなってしまいまして。開成は坊主で嫌だったし、それで受けませんでした。「教育大は受けろ」と言われたので受けましたけれど不合格で、武蔵に決まりました。
 
梶取:そうでしたか。
 
三島:武蔵を選んだのは、父が武蔵出身だったことが一番大きかったんだろうと思います。父と父の弟である叔父が武蔵だったので、武蔵のイメージが良かったのと、自由、制服がないという点ですね。私立中学に入ったら、いろいろと大変なんじゃないかという小学生の不安の中で、自由な校風は大変に勇気づけられました。それでも、入学当初は、帽子をかぶって詰め襟で通っていましたけれど(笑)。
 
梶取:おっしゃったようにあの頃は制服はなかったのですが、我々は学生服を着ていましたね。自由と言いながら、何故だったのでしょうね。
 
三島:帽子に武蔵のマークを付けてね。大半は学生服を着ていましたね。
 
梶取:武蔵に入ってみて、いかがでしたか。
 
三島:自由だと聞いていたのに、担任の先生が怖かった。「正座しろ」と言われたりして、なんだ結構厳しいじゃないかと(笑)。でも、何よりクラス単位が小さいのが良かったですね。
 
梶取:いまでも少人数授業を行っていますが、当時クラスを2つに分けて24人ずつ、英語も数学もそうでした。きめ細かい教育でしたね。
 
三島:ええ。「お前のお父さんはよくできたけど、お前はだめだな」とも言われましたけれど(笑)。
 
梶取:中学に入ると、「こいつすごいな」という同級生に出会いますよね。そういう環境が大事だと思いますが、いかがですか。
 
三島:それが本当に大事です。私は、修士まで東工大にいて、その後カリフォルニア大学バークレー校に留学したのですが、その5~6年間で、いったい何が記憶に残っているかというと、まさにそれなんです。逆立ちしてもかなわない人がいることがわかりました。そこで初めて、俺はどういうところで勝負していくんだろうと考えることになりました。
▶東工大改革の原点は、アメリカ留学。
梶取:先生は、アメリカで勉強されていたので教えていただきたいのですが。私は、去年の夏に、米国東海岸のハーバード大学、プリンストン大学、MITなどいわゆるアイビー・リーグ(Ivy League)を視察してきました。9日間でしたが、教育環境が圧倒的に違うと驚きました。日本の大学を卒業し留学した大学院生たちに出会ったのですが、みんな学ぶことが大好きなんですよ。あのような環境で、武蔵の生徒も勉強できればいいと本当に思いました。

校長対談第7回(前編)03

三島:とにかくすべてが大学の中にあって、雰囲気がすごく良いですよね。学長になって東工大を変えなければいけないと思ったのも、原点がそこにあります。
 
梶取:
東工大の改革のお話ですね。本日、ぜひ伺いたいと思っていました。

三島:いま、先生はアメリカに留学している学生は勉強が好きだとおっしゃいましたが、あちらの先生たちは必死になって教育するし、それに学生が応えようと頑張る関係ができています。そして学生による授業評価で不評が数年続くと担当の先生がその授業を持てなくなるという事態がありました。

梶取:それは、大変ですね。

三島:結局、大学は何をするところかと言うと、やっぱり自分が4年間あるいは大学修士までの6年間、いろんな事に興味を持ってチャレンジする期間であるはずです。そうすると、入学時と比べて卒業時にはすごく付加価値が付くはずで、その付加価値を付けてあげるのが先生でなければいけません。ところが、講義を持つとか学生に向き合って教育するというよりは、なるべく研究に時間を費やしたいという先生がいるのも事実です。
 
梶取:なるほど。
 
三島:入学当初、1年生は東工大の試験を突破し、目を輝かせて入ってきます。ところが、そこで出会う先生たちは、1年生にはこれだけを教えようと黒板に書いたり、もちろん宿題を出したり試験をするかもしれないけれど、講義そのものが、大学と高校とは違うんだというものが感じられなくて、半年後1年後に「自分は何を勉強して将来は何をやろう」ではなくて、「単位を取って積み上げて、いい会社に入れればいいや」というのに近い雰囲気になってしまう。これは、何としても改めないといけないと考えたのです。
 
梶取:おっしゃる通りです。
 
三島:学生に、世界に飛び出て世界中の優秀な若者と一緒になって、いろんな事ができる力を付けてあげるのが本来の大学の役割です。ですから、東工大の改革では、ほとんどすべてを刷新しました。けれども、システムを変えただけではだめで、先生方がどのように教育に臨むか、学生たちとどう対面するか、それに学生たちが刺激されて自分から勉強する雰囲気を作るためには、多分、まだ5年10年かかるかなというふうに思っています。とにかくアメリカのトップ大学の雰囲気というのは素晴らしく緊張感があり、なおかつ楽しげですね。
 
梶取:少し見ただけで感じました。学内ですべて完結していますね。
 
三島:そうです。
 
梶取:図書館が24時間開いている。寮に住んでいると、夜中に勉強したくなったら図書館に行って勉強できるわけです。
 
三島:本当にそうですね。
 
梶取:彼らが話してくれました。日本では、試験の点が悪いとコンプレックスを感じてしまう。アメリカでは、研究さえしっかりしていれば、きちんと評価してもらえる。教授と対等に議論できて、教授が議論に負けても、それは恥ずかしいことではないと言っていました。
 
三島:素晴らしいでしょう。
 
梶取:そういったオープンな関係がすごくいいと。
 
三島:はい。厳しいですけれどね。
▶改革によって、学生たちが非常に元気に。
梶取:日本も変わらないといけませんね。自由だと言われる武蔵でさえ、生徒が内向きになって来ているのではと心配します。大学を選ぶ場合も、自分の能力だとこの程度かなというところで選んでしまう。もっとチャレンジしてほしいと思っています。
 
三島:入れる大学ではなく、入りたい大学を選んでほしい。
 
梶取:そうです。また、高大接続の改革は大事なのですが、大学も変わってきているし、同時に高校も変わらないといけない。もっと一体化しないといけないという気がしています。
 
三島:その入試改革が難しい。入試を変えてもすべてが変わるわけではありませんし、大学だけが変わっても仕方がない。日本の若者が夢を持って、その夢に向かって努力するように変えていくには、根本的には幼児教育から関連すると思っているのですが、ただ何もしないわけにもいきません。下から順番に変わってくれと言ってもそうはいかないので、まず大学が変わらないといけなくて。大学がどんな教育をしているか、東工大だけかもしれませんが、大学で学べるいろんな事に魅力を感じてもらえるように、大学改革に着手しました。それが浸透してくると、高校での勉強のやり方も変わってくるでしょうし、中学も変わっていくだろうと。非常に長期戦だとは思いますが、いま変わらないと二度と変わらないという危機感はあります。
 
梶取:おっしゃる通りです。いろんな大学でアドミッション・ポリシーが明確になっていれば、この大学に入りたいと選べるわけですね。高校中学、特に私立の場合には、アドミッション・ポリシーという言葉はあまり使いませんが、教育理念がしっかりしていれば良い。理念に賛同した人が来てくれれば良いのです。いまはどこもグローバル一色で、「では、御校のグローバルとは他校とどう違うのですか」と聞かなければわからない。
 
三島:まったく同感です。いま大学では、アドミッション・ポリシーをしっかりと設定しなさい、カリキュラム・ポリシー、ディプロマポリシーを明確にしなさいと言われる時代ですが、ほとんどの大学が似通ったものになっています。しっかりとした専門性と自分の専門外のことも見渡せる能力、そしてコミュニケーション能力。グループで仕事ができる人間性とリーダーシップ、というような具合です。
問題は、大学として、どうやってそれを身につけさせてあげるかということが明確になっているかどうかです。
 
梶取:そうですね。
 
三島:それには、まずカリキュラムを見なければいけない。そして、カリキュラムひとつずつに付いているシラバスがどうなっているか。そういうものを全部揃えて提示するというのが、東工大が最初にやったことです。2年前になりますが、シラバスのフォーマットを全学共通化し、かなり強引でしたけれども日本語と英語のセットでやれと指示を出しました。公開されていますのでご覧になれます。
 
梶取:拝見したいと思います。

校長対談第7回(前編)04

三島:それから、アクティブラーニングと言われますけれど、すべてがアクティブラーニングになる必要はありません。一番肝心なことは、学生にとことん考えさせて問題を解かせる、とことん考えさせてレポートを書かせることです。そういった教育を、ひとつひとつ丹念にやっていく気概を先生方に持っていただければ、次第に良くなっていくと考えています。
梶取:それが結局は、アクティブというわけですね。
 
三島:その通りです。

梶取:アクティブラーニングという言葉が独り歩きすると、対面型ではなくて丸テーブルで勉強しましょうとなる。それでは何も解決しません(笑)。先生と生徒が、学問を通して対峙できることこそアクティブな学びですね。
 
三島:そうですね。
 
梶取:文部科学省が言うように、もちろん生きる力の育成が大事なのですが、それをどうやってやるのかが問われています。私も答えがまだ見つからないのですが、先生の改革の中で、学生たちは変わってきましたか。
 
三島:いま、丸2年経つところです。1年生と2年生が新しい教育を受けているわけですけれども、少なくとも、ものすごく元気だということと、それからよく質問をします。「何か質問があるか」と言ったら、わーっと手が挙がります。いろんな事を喋らせているので、「ああ、こんなことまで喋っていいんだ」というのが学生にあるようです。
 
梶取:いいですね。
 
三島:なぜか高校を出て入ってくる学生は、「君、どう思う?」と聞かれると、「先生は、どのように答えると気にいるだろうか」と発想する。そのようなケースが非常に多いように思います。それで、リベラルアーツ研究教育院の池上彰先生をはじめとして、多くの先生方がものすごく努力をして、彼らにどうやって喋らせようかと考えてくれました。
 
梶取:興味ある話です。具体的に聞かせてください。
 
三島:特に最初が肝心ですので、まず入学したばかりの1年生1100人全員を対象に、講堂でいろんな先生の話を聞かせます。池上先生の話が初っ端で、平田オリザさんや文化人類学や文学の先生、例えば芥川賞の「終の住処」を書いた磯崎憲一郎さんたちの話を聞いてもらいます。そして数日後に、今度はそれこそ丸テーブルに10人位ずつに分かれて、「あの話はどうだったか」とディスカッションさせます。その訓練のおかげで、学生たちが、わーっと手を挙げて質問をするようになりましたし、学長と話そうという機会も作ってくださいました。いい雰囲気になってきました。
 
梶取:素晴らしいですね。
 
三島:その様子を見て、新しい教育をまだ受けていない3〜4年生は、なんとなく羨ましそうな顔をして「いまの1年生は意識高い系だね」なんて言っています(笑)。
▶専門性の前に、人間としての感覚を研ぎ澄まそう。
梶取:通常の授業以外に、そういった刺激を得る機会がすごく大事ですね。池上彰さんも平田オリザさんも、武蔵に来ていただき、特別授業をしました。
 
三島:そうでしたか。
 
梶取:池上さんの講演は書籍化されましたし、平田さんには高校生対象に演劇のワークショップをお願いしました。かなり刺激的で、演劇というのはすごく力になると感じました。
 
三島:そう言えば、MITのSchool of Humanities, Arts, and Social Scienceというスクールがあるのですが、必須科目に演劇があります。本当に自分たちで演劇をやる授業です。
 
梶取:本当ですか。
 
三島:専門性を高めていく前に、人間としての感覚を研ぎ澄ます必要があって、そのために演劇が効果的だという判断ではないでしょうか。東工大という科学技術系大学の視点では、科学技術を勉強する前に、「おれは、絶対に月に人が住めるようにするぞ」とか、「生命の起源、その謎を絶対に解き明かしてやるぞ」などの大きな夢を描いてほしい。まず感覚が研ぎ澄まされて、内側からのパワーが湧き上がり、その中から夢が出てきて、それから勉強に取り組んでいく。彼らは、地頭が良いので、それからでも決して遅くありません。
 
梶取:なるほど。
 
三島:リベラルアーツとは、人が自由に羽ばたいていくための学問ですから。
 
梶取:本来、人間が知らなければいけない学び。それがベースにあって専門があるわけですね。
 
三島:そうです。極端なことを言うと、自分がどの系(学科)に行きたいか、どの専門分野に行きたいか、機械なのか材料なのか、それとも情報なのかを決めるのは2年生の終わりくらいで良いのです。リベラルアーツは、何も心理学や経済学をやるわけではなくて、1〜2年生の間に、いろんなものを見て話す経験を積ませることを重視しています。
 
梶取:たとえば、どのようなことを。
 
三島:東工大生として、どうしてもこれだけはという分野を超えて必要な数学、物理、化学、生物の基礎を2年間で勉強させます。これまでは、数学と物理と化学だけだったのですが、東工大を出た人間が、ゲノムの話が全然わからないのでは困るので、改革で生物を加えました。
 
梶取:なるほど。


三島:そうすると、「こんなの、もうできるのになんでまたやらないといけないんだ」という学生が、当然出てきます。その場合は先生と相談をして、「君は確かにこの講義を受けなくて良いね」と判断されたら、単位をもらって次に進むシステムを作っていくのが良いと思いました。
梶取:アメリカは、学部を変えることは自由ですよね。例えば、物理をやっていても他にやりたい専門分野があれば、自由に変えられる。それから、いくつ取っても良いと聞きました。

三島:そうです。その自由度に応えるやる気が学生にありますから、うまくいくんですね。今度の東工大の改革でも、かなり自由度が増す体制になっていて、自分の専門以外の講義に出て、単位も取れるようにしました。ただ、学生の自由度を増すと、これもまた先生方に不評でして。いわゆる囲い込みです。優秀な学生を早く取り込んで、自分の研究室に入るようにしたい。

校長対談第7回(前編)05

梶取:それで、どうされたのですか。
 
三島:囲い込みは止めようと。そのために何が必要かということを考え、系(学科)に先生を所属しないことにしました。もうひとつ上の学院(学部)に先生方は所属することとし、その下にあるいくつかの系(学科)に教えに出るというスタイルに変更し、囲い込みをなるべくできないようにしました。それで、学生が自由にいろんな講義を取れるようになりました。これは、先生方にとってもフェアな手段であって、学生たちは先生がどんな研究をしているかを見て、あの先生の研究室に行きたいと思って卒業研究に入る。系(学科)で囲い込んでいると、その中でしか進路が選べなかったのですが、それも止めようということです。そうすると、学生にものすごく人気がある先生と、そうではない先生が出てしまうかもしれませんが、それは仕方ないということです。
 
梶取:厳しい一面もありますが、学生には嬉しい改革ですね。
 
三島:ええ。学生が来ない先生には、「先生のテーマを変えれば良いじゃないですか」と言うくらいの勢いで進めています。
▶活躍する場は世界。だから言葉(英語)が必要。
梶取:武蔵では、理科の科目に、物理、化学、生物、地学の4科目があります。
 
三島:そういえば、地学がありましたね。
 
梶取:地学のある学校は、多くはありません。米国の大学は横断的で、物理生物という科目もあります。いろんなものが横断的になっているように見えました。日本では理系文系という区分けをしますが、私はあまり意味がないと思っています。
 
三島:ごもっともです。
 
梶取:例えば、武蔵大学は文系の大学と言われていますが、経済学部は数学ができないとだめです。
 
三島:昔はそうでしたね。数学が苦手だから文系に行こう。
 
梶取:もう、そんな時代ではありません。東工大に行くからといって、英語ができないとだめでしょう。
 
三島:そうです。
 
梶取:そういう意味で、先生が、入学式で英語のスピーチをされたのは印象的でした。
 
三島:(笑)反響を呼びましたね。あんなに反響があるとは思いませんでした。
 
梶取:先生の意図ではなくて、現象だけで捉えられているというのはありませんでしたか。
 
三島:ありました。「日本人の学生がほとんどの大学で、何でそんな事をするんだ」とか。そういう声が多かったのは確かですが、東工大の広報が調べてくれたところ、ネットへの書き込みが6~700件あったけれど、だいたい5:1で賛成の方が多かったようでホッとしました。
 
梶取:先生の意図するところをお聞かせください。
 
三島:あれは、「君たちの活躍する場は世界なんだよ。だから、言葉ができないといけないんだよ」というメッセージです。当然、日本語訳は印刷したものを配ってありました。
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