校長散歩

2020.04.27

  • #チャレンジ

154 生徒諸君へ(その5) −『チャレンジ・楽しむ・助け合い』−

春の野草の画像
武蔵のエントランスに咲く紫の野草
4月27日 4月23日に「5月7日以後の教育活動につきまして」でお伝えしたように、武蔵では今、休校期間が長期化することを前提に、5月7日以降のオンライン授業の準備を進めています。
詳細については別途お知らせしていきますが、原則として月曜日から金曜日、午前中を中心に4コマずつ、授業を配信する予定です。
私は、武蔵の教育の強みは「わくわく・わいわい」だと思っています。本物に触れ、実験・実習などを通して「わくわく」と好奇心を刺激する。そして少人数の良さを生かして生徒同士、先生と生徒において「わいわい」と対話を重ねる。その武蔵の教育が大事にしてきた良さを、例えリモートであっても実現できるようチャレンジをしていきたいと思っています。
すでに生徒がタブレットを持っているような学校では、オンライン授業も簡単に用意できますが、武蔵ではなかなかそうはいきません。したがって、まず先週は「インターネット環境調査」を実施しました。1013名回答(回答率95.3%)の協力をいただき、おおよそのネット環境(接続環境、端末の状況、印刷機器の有無等)を把握しました。今後は、未回答のご家庭も含めた回答状況も踏まえ、無理のないようにオンライン授業を展開していきます。
そこで、第一段階として「グーグル・クラスルーム」への全員接続をお願いしましたが、どうだったでしょうか。今日(27日)正午現在での接続率は92.2%で、未接続の者が81名です。先生方に対応していただいているヘルプデスクの問い合わせも多々あり、途中で間違ってしまうなど苦労している生徒もいることは理解していますが、ご家庭とも連絡をとりながら、まずはあせらずに100%の開通を目指したいと思います。皆さんの周辺でも、うっかり接続し忘れている仲間がいたら、声をかけてみてください。
4月いっぱいはグーグル・クラスルームとクラッシーを併用していきます。各人、使い方に慣れていってほしいと思っています。
実は先生方も必死です。PCをあまり活用されていなかった先生方も含め、今みんなで教材配信に向け、試行錯誤を繰り返しながら頑張っています。
生徒諸君も私たちも、『新しい学習システムの構築』はそう簡単ではありません。したがって、うまくいかなくて当たり前という「チャレンジ精神」、そしてどこかで「楽しむ」という心の余裕、さらにみんなでフォローしあうという「助け合い」の精神が大事だと思います。
生徒諸君も、どうか、この『チャレンジ、楽しむ、助け合い』の精神で、武蔵の学びを止めずにいきましょう!
それでは、当面くれぐれも自他の健康には留意しつつ、出されている課題学習も含め、休校期間を過ごしていってください!