校長散歩

2021.07.05

  • #授業

306 特別授業が始まりました

武蔵座談会の画像
三人の教員を囲んでの「武蔵座談会」の様子
7月3日、コロナ禍における期末試験も無事に終わり、今日から特別授業が始まりました。特別授業は、まさに「自調自考」の武蔵らしい独特の授業です。それは、教科の枠や授業の形にとらわれず、生徒や教員の希望に応じて行うもので、その時々で生徒が興味・関心を持ったテーマを柔軟に取り上げ、深掘りしていく授業です。
昨年度は、新型コロナウイルスの関係で、特に生徒側の希望を叶えるような授業は十分にできませんでしたが、今年度は生徒の希望を取り上げる本来の特別授業が戻ってきました。
私のほうにも、有難いことに二つのクラスの生徒たちからオファーがありました。そのうちの一つが、今日行った「武蔵座談会」。主催者は中2のクラス。私も含め、武蔵を卒業し、現在武蔵の教員となっている、年代の違う3名が一同に会し、様々な質疑応答を行うという企画でした。
聞かれた質問は、中学・高校の雰囲気、熱中していたこと、思い出深い先生、中2の頃の過ごし方、学生時代の研究活動、武蔵のよい点悪い点、もう一度武蔵の中2に戻れるとしたらどうしたいか、これからの武蔵生に期待することなど。他の年代の先生の話を聞いていると、「そうだったのか」と発見することも多く、とても楽しい時間でした。同時に、生徒ともやり取りをしていて思ったのは、「武蔵の本質は変わらない」ということです。
大人の目を気にすることなく、様々なことに挑戦できるのが武蔵の土壌だと思います。後輩たちには、臆することなく、また常識を鵜呑みにすることなく、「なんでもあり」の精神で、「自調自考のエンジン」を身に付けていってほしいと思います。