校長散歩

2021.09.29

  • #武蔵の風景

325 中秋の名月

中秋の名月の画像
雲の合間からの中秋の名月
9月21日は中秋の名月の日でした。
中秋の名月は太陰太陽暦では8月15日の夕方に出る月となりますが、太陽暦では毎年日付が変わります。国立天文台暦算室によると、1年ごとに約11日前に早まり、うるう月が入ると逆に約1か月後ろになるとのことで、その結果、中秋の名月は9月7日から10月8日の間になるそうです。
昨年は10月1日でしたが、今年は9月21日に早まりました。しかも8年に一度の「満月に重なる日」ということで、全国各地で美しい十五夜のお月様が見られたようです。お団子を食べながら、お月見を楽しまれた方もいられるのではないでしょうか。
学校周辺はあいにくの雲模様。それでも雲の合間から美しい満月が見えました。昨年の中秋の名月のときは、校長散歩204でご紹介したように、「来年の今ごろはどうなっているかなあ」と想像していました。新型コロナウイルスも、あの頃はまだ第2波のあとでしたが、その後も様々な局面の変化がありました。現在は第5波が下火になっているところで、まだ収束には至っていません。それでも、昨年度は実施できなかった体育祭も、11月に延期されたとはいえ、どうやったら安全・安心に運営できるか、生徒たちが知恵を出して鋭意準備を進めているところです。
パンデミックは、同時代の人が共通に体験している出来事です。それぞれの人が色々な思いでこの1年の時を過ごし、今、満月を見上げていることと思います。来年は、さらに良い状況になっていますようにと、雲の合間から見えるお月様に願いをかけました。