校長散歩

2019.06.12

  • #武蔵の風景

015 東門わきの百葉箱

百葉箱
高校中学側の出入口である東門の横に二つの百葉箱があります。この百葉箱こそ、知る人ぞ知る、公式な気象観測地点でした。この地点での校友会科学部による定時観測は、開校6年目の1928年から行われていましたが、1942年から東京管区気象台中新井観測所に名称変更。引き続き気象部員により、公的な報告任務が課せられた定時観測が毎日行われました。しかし、観測技術の進展にともない1977年に公式な定時観測の使命は終え、アメダスの練馬観測所として観測と通報を自動的に行うシステムに変更。2012年には、周辺環境の変化を理由に、アメダスの練馬観測所は石神井公園北側の石神井松の風文化公園(日本銀行石神井運動場跡地)に移転しました。そうした時代の変遷の中に、この百葉箱があります。感動を覚えます。