校長散歩

2020.12.22

  • #行事

247 中3天文代替実習

天体観測リサイズ
狙った天体を観測するために望遠鏡を操作する生徒たち
12月19日、武蔵のグランドで中3の「天文代替実習」を行いました。例年は11月ごろに八ヶ岳で宿泊により実施していましたが、今年度は新型コロナィルス感染拡大の影響で中止。その代替として実施したものです。天文に関するこれまでの授業での学びの成果を確認するという意味合いがあります。
生徒たちは夕方に集合。夜が更けていく中で、上グランドでは地面に寝ころびながら肉眼や双眼鏡で星を探します。下グランドでは武蔵が所有している高性能の望遠鏡を使いながら、あらかじめ計画した観測計画に基づき、アンドロメダ星雲や連星などを探します。
都会とはいえ、夜のグランドは深々と冷えてきます。生徒は防寒対策をしっかりとりながらの観測です。今日は幸運にも晴れ間となりました。さすがに都会なのでたくさんの星が見えるというわけにはいきませんが、夕方には火星や木星などの惑星や夏の大三角形が、夜が更けていくとオリオン座や冬の大三角形などが肉眼で見えました。
今日は月齢も4.4日で観測日和。月もみせてもらいましたが、クレーターが鮮やかに見え、武蔵が所有している望遠鏡の性能に改めて感動したところです。
新型コロナワイルス感染の中、武蔵のグランドに寝そべりながら夜空を見上げたことや、望遠鏡を操作しながら天体を発見しようとしたチャレンジは、良い体験になったと思います。