校長散歩

2021.02.24

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252 高大連携講座 −武蔵大学「ビジネスプランコンテスト」への参加−

寄付講座の画像
プレゼンを行う武蔵生
2月20日(土)放課後、武蔵大学の2020年度寄付講座「アントレプレナーシップ」の履修者・一般聴講者による「ビジネスプランコンテスト」が大学教室で行われ、6名の高校1年生も参加し、プレゼンを行いました。
この講座は、外部の方からの寄付に基づき、武蔵大学が起業家を育てるために行っている講座です。武蔵では同じキャンパス内に大学もある立地条件を生かし、高中生にも「高大連携講座」として多数の大学の講義を聴講させていただいています。これもその一つで、多くの高校生が一年間、放課後を利用して「特別聴講生」として大学の講義を受けました。それは高校の増加単位としても認定しています。
この講座では、「起業」について、単に大学の先生の講義を受けるだけなく、実際に社会で起業をしている24名のゲストスピーカーから様々な話をしてもらうという、贅沢なプログラムが展開されました。1年間聴講した生徒たちに感想を聞きましたが、どの講師からもパッションが伝わったとのことで、本当に良い刺激になったようです。
今日は、一年間の講座の集大成として、大学生や一般聴講生に交じって、武蔵生たちも自らが考えたビジネスプランについて、プレゼンを行いました。
武蔵生が考え出した起業プランはいずれも独創的なものでした。さすがに時代を反映しており、いずれもICTを活用したマッチングを考えるプランでした。共通の悩みや趣味をもった人をつなげるもの、スーパーでの食品ロスを防ぐもの、写真愛好家をつないでさらにプロからも簡単に指導を受けられるよう工夫するもの、出店希望者と受け入れ市町村をつないで地域活性化を図るものなど、それぞれ「社会的」な視点から起業を考えていることに感心しました。
新型コロナウィルスの関係で対面での出席者は限定され、Zoomでの参加が基本となりましたが、生徒たちはいずれもパワーポイントを活用しながら、大学生やOBの社会人に交じって熱心に自分の考える事業を説明していました。
先行き不透明な時代においては、試行錯誤を繰り返しながらチャレンジする精神がとても大切だと思います。自調自考しようとする武蔵生を見て、頼もしく思いました。