校長散歩

2021.09.21

  • #武蔵の風景

320 夏の思い出5 −武蔵の自然1「ツミ」−

ツミの画像
校舎のアンテナに止まるツミ
武蔵のキャンパスでは様々な自然を発見できます。
この初夏から夏休み前半にかけては、タカ科に属する猛禽類である「ツミ」が武蔵の校舎の一番高いアンテナのてっぺんに、悠然と佇む姿をよく見かけました。長時間の間、動かずにじっと止まっている様子は風格さえ感じます。
「ツミ」はアジア東地域に生息する小型のタカ。食性は動物食で、主に小型鳥類を食べるが、爬虫類や小型哺乳類や昆虫なども食べるとのこと。
生物の先生が武蔵内の生態状況について、色々と調べてくれました。先生の話によると、おそらくこの春に武蔵内に巣を作り、この7月中旬から下旬にかけて、少なくとも三羽の幼鳥が育っていったそうです。親鳥は外敵が来ないように、じっと見張っていたのかもしれませんね。武蔵内では、これまでもツミの目撃情報はありましたが、繁殖が確認されたのは初めてかもしれないとのことだそうです。
夏が過ぎ、今はキャンパスでは見られませんが、きっとどこかで生息していることと思います。