校長散歩

2021.10.28

  • #行事

335 みなかみ実習2-真田歴史コース-

沼田城の画像
沼田城跡の真田信幸の像の前で
10月23日 私は真田コースに随行しました。6号車のバスで生徒22名と一緒です。
まず到着したのが、沼田城址。沼田城はもともとは沼田氏が築いた城ですが、真田昌幸が攻略。その後、その嫡子である真田信幸(信之のぶゆき)が長年居城し、安泰の世をもたらしました。このあたりの父子や弟の信繁(幸村)との物語は、大河ドラマの「真田丸」でも取り上げられたので、知っている人も多いかと思います。その後、真田氏は改易となってしまい、天守閣も取り壊されました。現在は櫓台と石垣などが残るだけになっています。
次に訪問したのが、名胡桃城址(なぐるみじょうし)。ここは山城です。利根川をはさんで、北条氏と真田氏が対峙した場所です。真田氏は豊臣の裁定を破った北条氏の襲来を受けて、城を奪われますが、このことをきっかけに北条氏は豊臣方に攻め込まれ、小田原城攻めで滅亡してしまいます。自然の要塞をどのように使ったのか、当時の工夫がしのばれました。
最後が矢瀬遺跡(やぜいせき)。1992年の道路建設工事の際に発見された縄文遺跡で、発掘された遺構とともに当時の住居や高床建物などが復元されました。5,018㎡というコンパクトな遺跡として、ムラの全貌が明らかになっています。
沼田城、名胡桃城、矢瀬遺跡とも、地元ボランティアガイドの皆さんが、丁寧に説明をし、案内をしてくれました。
ガイドの皆さんからも問いかけがあり、生徒もそれに活発に応答するなど、事前学習の成果を踏まえた貴重な時間となりました。
このあと生徒たちは「総合的な学習の時間」を活用して、現地での学習成果をまとめることになります。他のグループも含め、どのように発表するのか楽しみにしています。