848 「武蔵百年の森プロジェクト」本格スタート③

気がつくと、小雨も完全にやみました。マイナスイオンを感じる山林の中、みんなで昼食を食べたあとは作業です。森づくりのワークショップとして、三つの班ごとに、伐採された枝をまとめたり、間伐材でベンチやイスを作ったりして、森の整地を行いました。

続いて、班ごとに、「今後の百年の森づくり」や「（伐倒で生まれた）間伐材をどう利活用するか」について、グループトークを行い、最後は班の代表が発表を行いました。

生徒たちからは、記念祭での販売、グラウンドのベンチの製作、ウッドチップの敷詰、アロマの利用、教室のフロア替え、集会所のリノベーション、さらに校舎での木材の活用など、様々な案が出ていました。そして、今後とも継続的にプロジェクトを推進して、多くの武蔵生にもぜひこの森を知ってほしいという願いが共通の思いとしてあったと思います。今日参加した彼らが、今後もこのプロジェクトの中核メンバーとなって、色々なアイデアを出してくれると思います。

「武蔵百年の森プロジェクト」は、将来を見据えた息の長い取り組みになることを願っています。地球環境の保全は私たちが直面している重要かつ喫緊の地球課題です。森林保全を切り口に、環境学習のフィールドとして、この「百年の森プロジェクト」が発展していくことを期待しています。