校長散歩

2019.07.02

  • #武蔵の風景

028 タヌキがいました!

学園内で撮影されたタヌキ
朝方に鮮明に撮影された親ダヌキ
6月25日夕方、濯川(すすぎがわ)に架かる欅橋(けやきばし)のたもとで、一瞬ですがタヌキの親子連れが通るのを偶然発見しました。夜行性のタヌキを日中に目撃することは珍しいと思います。早速その情報を生物の先生に伝えたところ、付近に定点カメラを設置されました。すると、6月27日の真夜中から早朝にかけて、タヌキの姿がしっかりとカメラに収められました。鮮明に撮影された親ダヌキの写真だけでなく、暗闇の中に光る小さな子ダヌキの瞳が写った写真もありました。
緑豊かな武蔵のキャンパスにタヌキがいることは聞いていましたが、住宅地の真ん中なので、「今も本当にいるのかなあ」と思っていましたが、実際に目撃して感動しました。
生物の先生によると、都市部における希少なタヌキの生息状況について、武蔵では、これまでも生物部の生徒とともに研究が積み重ねられてきたとのこと。今回は子タヌキがいるということで、2016年以来の3年ぶりの繁殖ではないかということです。武蔵の自然はすごい!!
興味のある方はこれまでの研究が武蔵の紀要にも掲載されていますので、どうぞ。

▼武蔵学園構内におけるホンドタヌキの生息状況【武蔵高等学校中学校紀要】