校長散歩

2020.12.24

  • #行事

248 中1地学巡検で箱根に行きました

大観山の画像
大観山から望み、箱根の地形を学ぶ

12月23日、中1の地学巡検で箱根に行きました。今年の中1は、春の山林遠足も、夏の山上学校も中止。そうした中で、普段の理科の授業の学習成果を確認する「地学巡検」については、関係の皆様方のご理解ご協力もあり、新型コロナウィルスの感染防止対策を講じながら、何とか実施にこぎつけました。
コースは神奈川県立生命の星・地球博物館見学をスタートに、大観山、山伏峠、大涌谷を回りながら、箱根の地形・地層を観察するものです。巡検を行なうバスは通常の2倍にし、クラス半分の人数で1台に。車内では座席の間隔を確保し、換気にも留意しつつ、乗下車の際の消毒もこまめに行なうなど、感染防止対策は徹底して行いました。
それだけの対策を講じながらも何とか実施したいという思いが通じたのでしょうか。素晴らしい晴天に恵まれました。箱根の山々はもちろん、北に目を転じれば富士山、さらに南アルプスまでくっきりと。南に目を転じれば、相模湾越しには三浦半島や伊豆大島、駿河湾越しには伊豆半島や御前崎までが鮮やかに。箱根が外輪山に囲まれたカルデラであること。成層火山や溶岩ドームの違い、さらに舌状溶岩流の微地形などもしっかりと観察できました。生徒たちは、理科の教員や学芸員のガイドを聞きながら、冬休みの宿題でもあるレポート提出に向け、画板を使いながらスケッチやメモにいそしんでいました。
今年の中1はこれまで学年行事ができませんでしたが、その分、天候にも恵まれ、素晴らしい一日になったと思います。

※本年の「校長散歩」もこれで終わりになります。今年は新型コロナウィルスに翻弄された一年でしたが、皆様方の励ましもあり、何とか続けることができました。どうぞ良い年を迎えられてください!