校長散歩

2021.01.12

  • #行事

249 2021年・年賀式

放送による年賀式での高3生のスピーチの様子の画像
放送による年賀式での高3生のスピーチの様子
1月8日、2021年の年賀式を行ないました。ちょうど9か月前の4月8日は最初の緊急事態宣言が発令された日でした。あれから9か月。いったんは下火になるかに見えた新型コロナウィルスは、日本だけでなく依然として世界中で猛威をふるい、極めて厳しい感染状況になっています。そうした中、昨日、二回目の緊急事態宣言が発令されました。
そうした中での年賀式。新しい年に際し、放送にて式典を行ないました。私のほうからは、校長挨拶として、依然として先行き不透明な厳しい状況であるけれど、「仲間とともに最善解を探し続けよう」と呼びかけました。
そして恒例の高3の生徒代表からは「武蔵の自由」をテーマに年賀式挨拶がありました。「従来、『武蔵生は自由をはき違えている』という指摘がされていたが、コロナ禍での武蔵生の行動は決してそうではなかった」という出だしに始まり、故有馬学園長の生前のお話にもふれながら、「互いの違いを認め合い、互いの自由を尊重する」という武蔵の自由こそ、「世間の常識になるべきではないか」とのメッセージ。さらに、世界情勢で展開されている、努力しないと失われてしまう「自由の脆さ」を指摘したうえで、「さらに自由な武蔵を築いていこう」という力強い言葉で結ばれました。素晴らしいスピーチでした。
緊急事態宣言に伴い、今回は休校措置はとりませんが、部活動は中止。授業終了後、速やかに下校するようにしました。そして高3はいよいよ受験です。体調管理に十分留意しながら、持てる力を存分に発揮してほしいと思います。
また、中学入試の出願もいよいよ10日から始まります。学校としても普段とは全く違う様々な対策を講じています。小学生の皆さんもまた、体調管理に十分留意しながら、最後の最後まで頑張ってほしいと願っています。
※年賀式の校長あいさつはリモートからの録音で実施しました。家庭内感染により、私自身が陽性者(本日式後に判明)になったことによります。家族も含め、感染予防には十分神経を使っていましたし、会食を行なったり出歩いたりするということはありませんでしたが、校長職として申し訳なく思っています。幸い症状はほとんどなく、保健所からは自宅療養の指示となりましたが、しっかり養生したいと思います。しばらくの間、校長不在ですが、教職員もしっかり力を合わせてくれていますので、関係の皆様方におかれては安心されてください。しばらくは「校長散歩」もお休みにさせていただきます。心よりお詫び申し上げます。