校長散歩

2021.04.23

  • #その他

277 有馬朗人先生お別れの会

献花台の画像

4月23日、帝国ホテルを会場に、昨年12月6日に急逝された有馬前学園長を偲び、「有馬朗人先生お別れの会」が開催されました。この会は、教育・研究はもとより政治、行政、さらに俳人としての有馬先生の幅広い人脈を踏まえ、武蔵学園と東京大学、理化学研究所の共催で行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人数を絞らざるをえないとのことでしたが、約650名の方がお別れに訪れました。
武蔵高等学校中学校については授業中でもあり、教職員・生徒の参列は難しい現状でしたので、学校代表として、現役の生徒や教職員だけでなく、歴代の卒業生や教職員の思いも受けて、私のほうで心を込めて献花を行いました。
また、献花台の隣の部屋は、有馬先生を偲ぶ「写真」が時系列に飾られており、最後の写真は校長散歩240に掲載された武蔵生と歓談する有馬先生の様子でした。
有馬先生は生前、「世界的に見ても急速なスピードで少子高齢化が進む日本においては、何よりも教育・研究に力を入れなければならない」と繰り返しおっしゃられ、教育費・研究費増額に向け、関係方面に積極的に働きかけられていました。また、「日本人こそ、これからの時代、東西の懸け橋にならなければならない」とも語られていました。特に後輩である武蔵生に対しては、格段の熱い期待をもたれていました。
先生の遺志をくみながら、三理想のもと、未来を積極的に創造していく志ある若者を育てていくことが、私たちに課せられた使命だと思っています。
有馬先生有難うございました。安らかにお眠りください。
有馬朗人先生お別れの会を執り行いました(武蔵学園サイト)