校長散歩

2026.05.19

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898 記念祭11-OB講演会2DAYS-

OB講演会2DAYSのポスター
OB講演会2DAYSのポスター
毎年記念祭では、生徒たちが講演会を開きます。今年はOBを呼んで、2日間にわたり講演会を開催しました。2日間の講演会は初めてではないかと思います。
1日目の25日は衆議院議員の木原誠二さん(63期卒)でした。
「武蔵卒一政治家が展望する日本の将来」という演題でお話をいただきました。武蔵は学問を重視しているところであり、学問と政治とは異なる側面があり、ここでお話するのも良いのかなと謙遜されながらも、政治家としていつも立ち戻っている原点とも言うべき「アリストテレスの政治学」を踏まえ、「自立すること(アウタルケイア)」と「多元であること」の大切さについて語っていただきました。変化する国際情勢の中で、武蔵の三理想にある「東西文化融合」の先見性と重要性について語られていたのが印象的でした。木原さんからは武蔵生のために、「想定外をなくす 想定を広げる武蔵生に期待しています」とメッセージを贈ってくださいました。
2日目の26日は、サッカー関西2部リーグ・FC AWJ(FC淡路)の最高執行責任者(COO)を務められている三上昴(すばる)さん(80期卒)から、「コノシマトユメヲミヨウ」という演題でお話をいただきました。Jリーグ世代として、サッカーづけの武蔵時代。やり残したことをやるために筑波大に入学して蹴球部へ。大学卒業後は、サッカー選手の道ではなく、MBAを取得してゴールドマンサックス証券に入社。しかし、その後、当時Jリーグ最年少の31歳でFC琉球OKINAWAの代表取締役社長に転身。そして淡路島に移り、現職に。「本当は何がしたいか」を考えた結果、現在地にたどり着いた半生について振り返っていただき、そのうえで、今淡路島で実現しようとしている「サッカーを通しての社会づくり」への思いを語っていただきました。「答えのない世界にどう答えていくか」に向き合っている今、フィールドワークに取り組んだ武蔵の教育について、改めて感謝していると言われたのが印象的でした。三上さんからも「勝負の分岐点はいつも自分の姿勢にある」と後輩へのメッセージを贈ってくださいました。
記念祭開催中の講演会なので、多くの生徒たちも様々な企画に従事していて、二人の先輩の声を聴くことができなかったことは残念でしたが、会場にいた皆さんには、お二人の静かな情熱が伝わってきたと思います。ぜひ武蔵生諸君には、このキャンパスから育った先輩を追いかけていってほしいと思います。
大変にお忙しい中、後輩の求めに応じて母校に来てくださったお二人に心より御礼申し上げます。
有難うございました!