校長散歩
2026.08.28
- #卒業生
920 小村旺輔選手の東京六大学野球ベストナイン選出!

武蔵卒業生で東大野球部に在籍している小村旺輔(こむらおうすけ)選手(経済学部4年)が、2026年度東京六大学春季リーグ戦で、見事三塁手部門のベストナインに選出されました。今回選出されたベストナインのメンバーを見ると、東大からは小村君一人。他のポジションは、慶応、法政、明治、早稲田の選手たちで、大阪桐蔭、智辯和歌山、花巻東など甲子園常連校の出身者ばかりです。そうした中にあって、小村君は春のリーグ戦で2割7分8厘の打率を記録。東大野球部が他のチームと互角に戦うのは並大抵の努力ではできないと思いますが、春のリーグ戦では、見事法政大学からの勝ち点獲得にも貢献。東大からは2シーズンぶり、武蔵の野球部史上で初めての東京六大学ベストナイン選出となりました。
この快挙を祝して、武蔵野球部OB会主催の「小村旺輔選手お祝いの会」が、8月20日コートヤード・マリオット銀座東武ホテルで開催され、私も出席しました。小村君の控えめで誠実な挨拶が印象的でした。OBの皆さんも本当に喜ばれ、野球部OB会の越野(こしの)会長から記念品のクリスタルトロフィーが贈呈されました。
武蔵時代の小村君には懐かしい思い出があります。校長室で行った校長面談。私は集まった生徒諸君に「たった一度の人生で何を実現するのか。なんでもいいから高校卒業後の未来について語れることを語ってごらん」と言うのですが、小村君は「東大野球部に入ります!」とまっすぐに語っていたことを覚えています。最後の夏の大会でも、校長散歩435でご紹介したように、身体は小さいながらも投手として好投。投打の活躍で武蔵の勝利に貢献しました。
その小村君が、「志」どおりに東大野球部に入りました。早くから試合に出場するなど、その活躍ぶりは耳に入ってきていましたが、まさか「べストナイン」とは驚きです。誇らしく思います。
同級生からもお祝いのスピーチがありました。武蔵在学中から人懐こい人柄の一方で、野球や勉強に対する姿勢は妥協をしなかったようです。目標に向かって、努力しているからこそ、今日の成果が表れたと思いますが、「受賞できたのは皆様の支えがあったからこそ。秋のシーズンではさらに勝ち点をあげられるよう、また、再度ベストナインを受賞できるよう、しっかり準備をしていきたい」と謙虚にかつ力強く抱負を語ってくれました。
今年の夏は野球部の後輩たちも頑張りました。一回戦の都立西高校戦は8対6でシーソーゲームを制し、二回戦の都立調布南高校戦も5対2の逆転勝ち。三回戦の明大世田谷高校戦は惜しくも敗れましたが、夏の大会で久しぶりの2勝を挙げました。高3の諸君15人は、最後の夏まで完全燃焼をしたと思います。野球部の先輩諸氏の頑張りは、後輩たちに確実に受け継がれています。
小村君におかれては、秋のリーグ戦でのますますの活躍とともに、野球で培った力をばねに、たった一度の人生を価値あるものに創り上げていってほしいと期待しています。
おめでとうございました!