578 中3・高1 いのちの授業

12月12日、特別授業の一環として、視聴覚室を会場に、東京都助産師会の名嘉眞あけみさんをお招きし、「いのちの授業」を実施しました。今年度は午前中に高1、午後は中3を対象に行ないました。
「生命の誕生と命の大切さ」「思春期の特徴と理解」「自分を認め他者を思いやる」「感染症について」などのテーマを踏まえ、男性や女性の身体と心についての話から始まり、出産のときの様子のスライドも踏まえ、生命の誕生やいのちの意味についてお話をしていただきました。また、感染症のリスクから避妊などの実際的な方法、性行為における同意の重要性、さらにLGBTQといった現代的な性の問題についてもふれていただきました。
高1の授業を見学しましたが、生徒たちも、興味深い内容に反応しつつ、出産時のお母さんとお父さんの様子のスライドなど、しーんとして見入っていました。自分たちがどのようにこの世に生まれてきたことを知るとともに、出産の大変さと喜びについて理解をしてもらったと思います。
現在我が国では、ジャニーズなどの性加害の問題や、ジェンダーギャップの問題が指摘されています。男子校という環境だからこそ、きちんとした知識と意識を身に付け、「生と性の問題」に対し、成熟した大人として向き合えるようになってほしいと思っています。
お忙しい中、ご講演いただいた名嘉眞さんに、この場を借りて御礼申し上げます。