642 記念祭12 －自主制作映画団体－

有志団体で印象的だったのは映画を自主制作している団体でした。
「Musa Theater」という団体では、『運命からの脱出（エスケープ）』という自作アニメが上映されていました。作画、編集はもとより、『運命』という主題歌も作られており、プロ顔負けのなかなかの出来栄えで感心しました。他にも『Kannon』という、武蔵をロケ地にした実写ドラマも制作されていました。
こちらも監督、脚本、音響を1人でこなしており、すごいなあと感心しました。
一方、「渡辺映画会社」では、武蔵で行われる三大行事である「体育祭」と「強歩大会」の記録映像と、さらに「記念祭」の準備の様子を描いたメイキング映像が上演されていました。これも臨場感のある見事な編集で、BGMの選曲も含め、その才能に感心しました。
共に、来場した多くのお客様を楽しませていました。
思えば、私が武蔵生だったころは「8mm映画」が全盛で、記念祭での上映に向けて、映画好きの級友が仲間とともにロケをしながら、コツコツと創り上げていました。その級友はその後、映画会社に入り、映像制作の世界へと進んでいきました。
時代は変わり、映像を制作するツールのレベルも飛躍的に上昇しましたが、好きなものに熱中する武蔵生の様子は変わらないなあと思いました。