校長散歩
2024.09.26
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685 第46回ホームカミングデイ 長谷川直之 さん特別講演会「気象災害から命をまもれ—気象庁の挑戦」
9月21日は同窓会が主催するホームカミングデイ。この日は武蔵卒業生が母校に戻り、旧交を温めるとともに、在校生と交流する日です。部活動単位で、様々な交流が行われました。
そのホームカミングデイの一環として、大講堂を会場に、元気象庁長官で現在は一般財団法人 気象業務支援センター 理事長である 長谷川直之 さん(53期卒)の特別講演会が行われました。
演題は「気象災害から命をまもれ—気象庁の挑戦」。会場には多くの同窓生に混じり、60名ほどの高中生と保護者が参加しました。さらにオンラインでの参加者も加わりました。
講演では、今私たちが直面している気象災害の課題とその対応について、高中の生徒にも、極めてわかりやすく語っていただきました。
武蔵時代のことから始まり、現在のお仕事、そしてこの数年間の気象災害や環境の変化の中で、いかに予測精度を上げ、危機感が共有できるよう、適切な防災情報を伝えるか。特に、地球温暖化を背景に、線状降水帯や大雨の発生、台風の巨大化、猛暑など近年の気象状況を踏まえ、今後いかに取り組んでいくかという方向性についてもお話しいただき、あっという間の70分でした。
特に、避難はレベル5の緊急安全確保では遅く、レベル4までに必ず避難をする必要があることを語っていただいたことは、聴衆にも強く響いたと思います。また、予報が外れると非難をされるけれど、自然災害からの被害を防ぐために、予測精度の向上と丁寧な説明を行いつつ、「空振りを恐れない」という矜持を持たれていることもよくわかりました。直近の防災対策のさらなる充実を図り続けるとともに、将来にわたる地球温暖化への対応の切実さも、改めて認識することができました。
講演のあとは、生徒も含め、活発な質疑応答が行われました。
忙しい中、お時間をさいていただき貴重なお話をしていた長谷川さんにこの場を借りて感謝するとともに、講演の場を武蔵現役生にも開いていただいた同窓会の皆様に御礼申し上げます。有難うございました!
※折りしも、石川県能登地方では記録的な大雨となり、本年元日に発生した能登半島地震から復興しようとしていた住民の皆様に大きな打撃を与えています。深い悲しみと持っていきようのない悔しい思いをされている方が多いと思います。心よりお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い支援と1日も早い復興をお祈りいたします。
そのホームカミングデイの一環として、大講堂を会場に、元気象庁長官で現在は一般財団法人 気象業務支援センター 理事長である 長谷川直之 さん(53期卒)の特別講演会が行われました。
演題は「気象災害から命をまもれ—気象庁の挑戦」。会場には多くの同窓生に混じり、60名ほどの高中生と保護者が参加しました。さらにオンラインでの参加者も加わりました。
講演では、今私たちが直面している気象災害の課題とその対応について、高中の生徒にも、極めてわかりやすく語っていただきました。
武蔵時代のことから始まり、現在のお仕事、そしてこの数年間の気象災害や環境の変化の中で、いかに予測精度を上げ、危機感が共有できるよう、適切な防災情報を伝えるか。特に、地球温暖化を背景に、線状降水帯や大雨の発生、台風の巨大化、猛暑など近年の気象状況を踏まえ、今後いかに取り組んでいくかという方向性についてもお話しいただき、あっという間の70分でした。
特に、避難はレベル5の緊急安全確保では遅く、レベル4までに必ず避難をする必要があることを語っていただいたことは、聴衆にも強く響いたと思います。また、予報が外れると非難をされるけれど、自然災害からの被害を防ぐために、予測精度の向上と丁寧な説明を行いつつ、「空振りを恐れない」という矜持を持たれていることもよくわかりました。直近の防災対策のさらなる充実を図り続けるとともに、将来にわたる地球温暖化への対応の切実さも、改めて認識することができました。
講演のあとは、生徒も含め、活発な質疑応答が行われました。
忙しい中、お時間をさいていただき貴重なお話をしていた長谷川さんにこの場を借りて感謝するとともに、講演の場を武蔵現役生にも開いていただいた同窓会の皆様に御礼申し上げます。有難うございました!
※折りしも、石川県能登地方では記録的な大雨となり、本年元日に発生した能登半島地震から復興しようとしていた住民の皆様に大きな打撃を与えています。深い悲しみと持っていきようのない悔しい思いをされている方が多いと思います。心よりお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い支援と1日も早い復興をお祈りいたします。