校長散歩

2022.05.13

  • #行事

410 記念祭5-研究発表(3)民族文化部-

関ケ原の地形について説明する様子
印象に残った研究発表の三つ目は民族文化部です。
民族文化部は通称「民文」と言い、歴史のある部活です。「民俗」ではなく「民族」ということで、歴史・地理・公民など社会系の幅広い分野に興味のある生徒たちが集まって活動しています。
例年、研修旅行をし、その行き先と絡めながら研究も進めていたのですが、コロナ禍では旅行をすることができず、本来の活動ができずにいました。
そうした中で、昨年度はまん延防止等重点措置が解除された12月の冬休みを使って、愛知・岐阜へ旅行を行い、今回はそこにまつわる研究論文が執筆され、部員たちはポスターセッションを行いました。
例えば、「犬山城の研究から読み解く『最古の現存天守閣』とその尊さについて」、「木曽ヒノキについて」、「徳川宗春-著作『温知政要』の分析を中心に-」「高須藩について」「関ケ原について」などなど。
旅行にまつわる研究主題はそれぞれが定め、深めるそうです。
メディアなどにもよく登場される東大の史料編纂所の本郷和人教授もこの民文の出身です。本郷先生は、いつも楽しそうにお話をされます。先輩を追いかけて、歴史や文化の探究を面白がる気持ちを大事にしてほしいと思います。