校長散歩

2022.05.20

  • #行事

415 記念祭10-記念祭小委員会-

門の前での小委員会メンバーの記念撮影
5月2日早朝、記念祭の後片付けに際し、記念祭小委員会の生徒諸君が集まり、Blooming門の前で記念撮影をしました。どの生徒の顔からも、疲労困ぱいとは思いますが、やり遂げた達成感が感じられました。
記念祭小委員会のメンバーは、準備段階からよく頑張っていました。私の在校時にはなかったのですが、いつの頃からか、小委員会の生徒たちは、幹部、会計、資材、警備、工作、デザイン、ステージ、装飾、広報、商務、企画など、パートごとに色の分かれた「法被」を着るようになりました。また、多くのパートでは高3生がパート長を務め、学年を越えた縦集団により、そのノウハウは継承されていきます。ここ二年間、コロナ禍により、十分な継承はされにくい面があったと思いますが、今年対面での開催が全面的に実施できたのは、その点では何よりだったと思います。
記念祭に取り組んでいる生徒たちを見ていると、机の上では学べない「いい勉強をしているな」とつくづく感じます。私は人生を生きていくうえで、多くの場面で汎用できる必要な力があると思います。それは①構想力、②計画力、③実行力の三つです。何をやるのかをデザインし、その実現に向け段取りを組み、組織的に人を生かしながら実行していく。記念祭の運営にはその三つが混じっています。しかも教師の力を借りずに、生徒たちが主体的に行事を運営することに武蔵の素晴らしさがあると思います。
加えてもう一つの力が④危機管理能力。世の中の仕事は思い通りにいかないものです。どのような危機があるのかを想定しつつも、危機が起きたときに迅速的確に対応する。日々ミーティングを行い、その日の反省をしている生徒たちを見ていて「危機管理も学んでいるな」と感心しました。
生徒たちの入念な準備と感染防止対策のもと、コロナの感染拡大も全く起きませんでした。立派です。第100回記念祭が無事に終わりました。
本当にお疲れさまでした!!! 

 ※本年度の記念祭は、生徒たちの奮闘により、オンラインと対面のハイブリッド方式で実施されました。オンライン企画については、6月30日までの期間限定で、特設HP上に公開されています。私が生徒たちと校内を散歩した『武蔵散歩』や、五神真理化学研究所理事長(前東大総長)の講演もアップされたようです。どうぞお楽しみください。
 
第100回武蔵高中記念祭(特設HP)