校長散歩

2025.05.26

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782 第19回科学地理オリンピック日本選手権銅賞受賞!

校長室での記念撮影
5月22日、昨年度に行われた第19回科学地理オリンピック日本選手権(国際地理オリンピック日本委員会主催)において、見事銅賞を受賞した高3の相良君(受賞時は高2)が校長室に来てくれました。大会本部から預かっていた表彰状とメダルを授与しました。
「地理オリンピック」というと、地名をどれだけ知っているか、世界の諸事情にどのくらい通じているかを競うものと誤解されがちですが、そうではなく、「場所を見抜く力」とそれを「的確に表現する力」-いわば「暗記力」ではなく「地理力」-が問われているそうです。このため、マルチメディア、記述、フィールドワークの三種目が、それぞれの選抜段階で課されるとのこと。
昨年12月14日にオンラインにより一次選抜大会(マルチメディア種目)が行われ、全国1,214名の参加者のうち上位126名が通過。さらに1月27日に全国9会場での二次選抜大会(記述種目)が行われ、残念ながらその先の三次選抜(フィールドワーク種目)に進むことはできませんでしたが、上位64名に入り、見事銅賞授賞となりました。
相良君に話を聞くと、何かチャレンジできるオリンピックの大会はないかと探していたところ、「無料」で参加できるこの大会を見つけたとのこと。元々地理の授業が好きで、申し込んでみたら、一次選抜はボーダーラインで通過。一方、記述中心の二次選抜では、銅メダルを取るまで巻き返せたとのことでした。この大会は、国際オリンピック大会にも通じていることから、二次試験では、全体の8割が日本語ですが、残りの2割は英語の出題だったそうです。
色々と自分なりに情報を集めながら、何かにチャレンジしてみようという意識は素晴らしいと思います。地理だけでなく地学にも興味を持っているということで、是非自分の興味もさらに深掘りしていってほしいと思います。また、後輩諸君もぜひ先輩の背中を追いかけていってほしいと思います。
おめでとうございました!!