校長散歩

2025.07.28

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799 日本地球惑星科学連合高校生ポスター発表入賞!

校長室での記念撮影
5月25日に幕張メッセを会場に行われた「日本地球惑星科学連合2025大会(日本地球惑星科学連合:JpGU主催)」において高校生ポスター発表が行われ、このたびその結果が発表されました。
このポスター発表は、高校生が気象、地震、地球環境、地質、太陽系などの地球惑星科学分野で行った学習・研究活動をポスター形式で発表するもので、第一線の研究者と一緒に発表し、議論できる機会になっています。今年度は全国から127の応募があり、このうち高3の堀君は上位2番目にあたる「優秀賞」を、高1の皿海君は「努力賞」を受賞しました。
7月25日、両名が校長室を訪問してくれました。学校に送付された表彰状をそれぞれ渡しました。
堀君の研究主題は「Riemann多様体上の待機力学とprimitive方程式に至る近似の考察」。皿海君の研究主題は「大規模フレアをもたらす候補黒点群の探索」というものでした。
二人に話を聞くと、堀君は初めてのチャレンジ。気象部に所属し気象予報士の資格も取るなど、気象や惑星についての深い知識を持っています。そうした知識を踏まえ、今回は数学的な視点から惑星大気の標準モデルを改良する試みという研究でした。ポスター発表でも活発なやり取りがあったようです。審査員からは「高度な数学を取り入れて大気液体力学の根本から見直すというチャレンジに感銘を受けました」とのコメントをいただきました。
皿海君は太陽観測部の部員。中学校時代に行っていた黒点観測を踏まえ、今回の研究をまとめたとのこと。特に審査員からのコメントはいただけませんでしたが、地道な計測活動から知見を見出そうとする姿勢は立派だと思います。
堀君は高校3年生。将来の話を聞くと、「研究者になりたい」と語ってくれました。大いに楽しみです。
おめでとうございました!