校長散歩

2025.09.10

  • #行事

【番外編】副校長散歩 武蔵SDGs地域探究ツアーin東北①

大崎耕土コースにおける古川黎明高校の皆さんと参加者のディスカッション
日本の地域のポテンシャルを歩いて、見て、聞いて、探究することを目的とする「武蔵SDGs地域探究ツアーin東北」を、7月と8月にそれぞれ2泊3日で行いました。
ツアーのコンセプトは以下の通りです。
・SDGs等の世界指標を通して、持続可能な地域の産業や人々の暮らしについて考えることを切っ掛けとして、日本の将来を思い思いにデザインしてみること。
・訪問地域に暮らす様々な人々と交流することにより地域の魅力を見つけ、自分から進んで行動することによって地域の魅力をどのように活かしていけるか探究すること。
7月28日(月)から30日(水)に宮城県で行われた2つのコースの内「鳴子温泉コース」は、伝統的な湯治文化を体験しつつ、100年続く豊かな森を育てる林業から地域循環共生圏を構築する先進的な仕組みを見学・体験しました。「大崎耕土コース」は、世界農業遺産の地で生産農家や当地で学ぶ高校生との交流・対話を図ると共に、持続可能な農業をかなえるための気候変動に合わせた米の品種改良等を行う研究施設や、世界でもトップレベルの放射光施設等を見学しました。
いずれも地元の鳴子温泉もりたびの会やみやぎ大崎観光公社などのご協力で中学生や高校生が自由に参加できるツアーとして企画し、他校生にも門戸を開いて、本校を含めて4校の中3から高2までの30名程が参加しました。
自分の生活範囲を飛び出して旅をすることは自分の可能性を広げることです。いずれの参加者も、自然を相手に信念を持って前向きに取り組む現地の人々の営みに接して、価値観が変わるような体験ができたようでした。(②に続く)
(副校長 加藤十握 記)