校長散歩

2025.02.28

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734 高校総合講座合同発表会

発表会の様子
2月15日、視聴覚室を会場に、高校総合講座合同発表会が開催されました。
この日は、高校総合講座のうち、フィールドワークを行っている2講座が発表。30人を越える生徒・保護者が集まりました。
この日発表したのは、まず、「国境の島『対馬』を体験する」という講座。今年は14名の生徒が参加。夏休みを利用して、対馬で民泊を行いながら様々な体験を行った報告とともに、対馬の観光事業や環境問題(海のゴミ対策)についての研究成果について発表がありました。対馬はすぐそこに韓国が見える国境の島です。ツシマヤマネコに代表される豊かな自然と生態系がある一方で、少子高齢化に悩む地域ですが、何よりもそこにある人の温かさにふれ、生徒たちは素晴らしい体験をしたことが良くわかりました。
次に発表したのは、「地域と医療を考える」という講座。こちらは5名の生徒たちが参加。福島の奥会津地域でのフィ—ルドワークを通して、卒業生の支援も得ながら、診療医療に同行したり、行政へのヒアリングも行ったりしました。へき地医療のリアルについて触れるとともに、いかに課題を解決するかについて、国際的な医療まで視野を広げて研究した成果も発表されました。
地域に入り込んで、その現状を体感するとともに、どうやったら社会課題が解決できるのかについて、あれこれ考え、さらに一歩踏み出していくことは大きな意味があると思います。発表した武蔵生には、さらにその先へと踏み込んでいってほしいと思います。
また、参加した高校生からは、後輩たちに向けてのメッセージとして、「机の上だけでない学びをする楽しさ」「実際に地域課題を目の当たりにすることの意味」が語られました。
後輩の中学生諸君には、ぜひ先輩のあとを追いかけて、積極的に総合講座を受講していってほしいと思います。
素晴らしい発表お疲れさまでした!
またこの場をお借りして、生徒のフィールドワークにご支援いただいた多くの皆様に感謝申し上げます。有難うございました。