校長散歩

2025.03.03
- #生徒の活動
736 朝永振一郎記念「科学の芽」賞表彰

2月19日、今年度行われた第19回「科学の芽」賞(筑波大学朝永振一郎記念「科学の芽」賞実行委員会主催)で、優秀な成績を収めた中学生3人が校長室に報告に来てくれました。3人には、学校に送付された努力賞の表彰状を授与しました。
1人目は中2の村野君。研究主題は「揚げ物の科学-食材内の水分の油の温度への影響-」。2人目は中1の下稲葉君。研究主題は「天然酵母の培養と観察」。3人目は同じく中1の奥野君。研究主題は「理論とデータの融合によるゴールキーパーの最適ポジショニング戦略-シュートストップの可能性が高まる条件-」です。
いずれも揚げ物やパンづくり、あるいはサッカーなど身近な主題をとらえて科学的に考察しようという着眼点は素晴らしいと思います。応募した論文も拝見しましたが、様々な条件をコントロールしながら、実証的に知見を導こうとする科学的態度には感心しました。3人には、主催者からの丁寧なコメントもいただいており、今後のさらなる研究の進展に役立つと思います。
自分の研究成果をまとめて、外部に発表しようとする姿勢は、賞賛であれ批判であれ、そこでまた必ずリアクションが生まれてくるので、とても素晴らしいことだと思います。彼らはまだ中学生。今回の受賞を励みに、さらに挑戦していってほしいと思います。
おめでとうございました!