校長散歩

2025.03.07

  • #生徒の活動

738 書道特選受賞報告

校長室での記念撮影
2月21日、このたび第91回書壇院学生展(公益財団法人 書壇院主催)で見事特選を受賞した高1の一宮君が、その受賞作品を持って報告に来てくれました。
受賞作品は「少年行」。唐代の漢詩で、崔國輔の作だそうです。
「珊瑚の鞭(むち)を忘れてしまったので、白馬はおごって進もうとしない。長安にある章台の町の柳の枝を折って鞭の代わりにした」という意味だそうですが、唐の長安の雅やかな雰囲気を伝える秀作と言われています。
一宮君は、小学校時代から個人塾で書道を習っているそうです。小学校のときは義務感で通っていたそうですが、中学に入って臨書などを学ぶうちに楽しくなり、今も週に1回通い続けているそうです。今回の出展は、武蔵の書道の授業で扱った漢詩を題材にしたところ、それが見事特選に輝きました。字のバランスをどう崩すかなど工夫をしたそうです。
一宮君は武蔵では書道同好会ではなく、別の部活に入っているとのことですが、それでも入選作品が飾られた東京都美術館での展覧会には書道の先生も来てくれたそうです。
書道の楽しみを知り、それを続けていることは素晴らしいと思います。何よりも「字が上手」というのは、率直にうらやましいなと思いました。
おめでとうございました!