校長散歩

2022.09.16

  • #行事

451 第2学期始業式

校長挨拶の様子
9月8日、第2学期の始業式が、全校生徒参列のもと、大講堂で行われました。
大講堂での全校生徒が集まっての儀式は、2020年1月の年賀式以来、2年8か月ぶり。中学生諸君にとっては、初めてのことでした。
恒例の「武蔵讃歌」は、いつもは音楽部の演奏にあわせて歌いますが、今日は録音テープに合わせて心の中で歌いました。
校長挨拶も久しぶり。「元気ですか」と問いかけると、「元気です」という中学生の掛け声。さらに大きな拍手。反応の良い武蔵らしい式典が戻ってきました。
新型コロナウイルスも発生から3年近くが過ぎました。依然、予断の許されない状況ですが、私たちはそろそろ「コロナを終らせる段階」に入ってきていると思います。このため2学期からは、武蔵で登校時にずっと行ってきた「サーモグラフィによる検温システム」を終了し、健康チェックは自己管理に委ねるとともに、大講堂での人数制限も撤廃しました。
私からは、まず「引き続き、やるべきことはやりながら、次の段階に進んでいこう」という話を行いました。
続いて、この約3年間に起こったコロナなどの感染症の拡大、ウクライナへの軍事侵攻と核の危険性、気候変動などの自然災害を踏まえ、こうした世界の難題を解決するために、武蔵生にどのような力を身に付けてほしいのかという話をしました。
そのヒントとして、創立百周年記念式典で流された 馬渕 俊介 さん(70期卒、現グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)保健システム部長)のビデオメッセージを見てもらいました。
「世界を変えていくためには、欧米スタイルをスキルとして身に付けたうえで、日本人の和の精神を生かす人材が必要である」、「人生の充実度は頭のよさではなく、志の大きさと行動力で決まる」という馬渕さんの言葉は武蔵生の心に刺さったように感じました。
久しぶりの大講堂での始業式。やっぱり、ライブは素晴らしい!ぜひ充実した2学期になるよう期待しています。