校長散歩

2022.11.16

  • #武蔵の風景

467 皆既月食と天王星食

皆既中の月に天王星の潜入が始まるときの様子(太陽観測部の生徒提供)
11月8日夜、日本全国で皆既月食が観測されました。東京近辺以西では、皆既食中の月の後ろに、天王星が入っていく天王星食も見られました。皆既月食と惑星食が同時に見られるのは、日本では1580年の土星食以来442年ぶりとのことでした。
この日の東京は晴れ。午後6時過ぎから月は欠け始めました。太陽光の一部の赤い光が月を照らした、赤みを帯びた皆既食が綺麗に見えました。天王星食が観測できたのは、肉眼では難しいですが、午後8時30分過ぎ。その後再び月が大きくなっていき、午後10時前には元の満月に戻りました。
武蔵では、太陽観測部の生徒たちが学校に残り、天体観測室で「夜間観測」を実施しました。
次に天王星食のような惑星食が見られるのは、322年後の土星食だそうです。なんと2344年です。その時、武蔵からも生徒たちはやっぱり空を見上げているのでしょうか。そして世界は一体どうなっているのでしょうか?そんなことを考えたりしてみました。