校長散歩

2022.12.22

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475 国外研修奨学金・海外直接進学奨励金証書授与

同窓会の皆様との記念撮影
武蔵のグローバル派遣は、同窓会をはじめとする同窓生や多くの皆さんの寄付で成り立っています。海外大学に直接進学する生徒へは、初年度の学費の一部を、「海外直接進学奨励金」として総額500万円の範囲内で分配支給します。また、長く続いているドイツ・オーストリア・フランス・中国・韓国・英国の提携校への国外研修についても、「国外研修奨学金」として、その渡航費相当額が一人一人に支給されます。
ここ3年間、コロナ禍の影響で、海外への派遣もストップしていましたが、コロナに対する情勢の変化を踏まえ、いよいよ再開することとしました。事情の違いなどにより、まだ再開できないところもありますが、現高2年生については、来年3月より、提携校への生徒派遣を始めます。現高3生については、昨年度国外研修を実施できなかった代替措置として、大学受験が終わったタイミングで、それぞれの国での「自主研修(自由旅行)」を認め、その渡航費相当額を支給することとしました。
12月10日、これら奨学金・奨励金を受ける生徒が会議室に集まり、私から証書の授与を行いました。併せて、武蔵高校同窓会からも会長さんをはじめ役員の方々に同席をいただき、励ましのメッセージをいただきました。代表生徒からも、世界雄飛に向けた力強い御礼のあいさつがされました。
感性の豊かな若い時期に、どんどん世界に飛び出してチャレンジすることは、その後のキャリアにも大きな影響を与えると思います。「若者の内向き志向」が言われますが、現代の日本が置かれている状況を考えると、武蔵のグローバル構想にあるように「思い切って外へ もっと先へ」と飛び出していくことはとても大切なことだと思います。武蔵はこれまでも生徒たちの背中を押す仕組みを作ってきました。そして、何よりも資金面で先輩が後輩を応援する「縦のつながり」ができていることを、とても誇らしく思います。
武蔵生諸君には、是非、世界に雄飛して素晴らしい体験をしてきてほしいと思います。そしていつの日か、先輩からのバトンを受け取り、今度は後輩を支援する側に回ってほしいと願っています。