511 創立記念講演会が復活しました（その1）－馬渕 俊介 さん講演－

4月14日、大講堂を会場に「創立記念講演会」が開催されました。
武蔵が創立したのは1922年4月17日です。このため、4月17日には「記念式」を実施し、その前後あたりで「創立記念講演会」を開催していたとのことですが、いつしかその伝統は消えていきました。（講演会は、記念祭に生徒が招聘するという形で継承されていますが…）
昨年度武蔵は創立100周年を迎え、今年度101年目に踏み出したところです。この期を捉え、「創立記念講演会」を復活。ゲストをお招きし、武蔵生の目線をあげ、心を鼓舞するような話をしていただくことにしました。
記念すべき復活第1回の「創立記念講演会」にお招きしたのは、70期卒の 馬渕 俊介 さん。馬渕さんは武蔵そして東京大学教養学部を卒業後、グローバルな世界で活躍をされてきました。具体的にはJICA（国際協力機構）、マッキンゼー、世界銀行、さらにはビル＆メリンダ・ゲイツ財団。そして現在はスイスに本拠地を置くグローバルファンドの保健システム及びパンデミック対策部長の職にあります。一貫して、欧米の国々やアフリカなど途上国の皆さんとともに、数少ない日本人、アジア人として、保健医療、さらには世界の繁栄と平和に貢献されてきました。まさに武蔵の三理想、世界雄飛、東西文化融合、自調自考の体現者のように思います。
その馬渕さんのこれまでの実績が高く評価され、2日前の4月12日、日本武道館で行われた東京大学の入学式に来賓、ゲストスピーカーとして招かれました。このため、6年ぶりに日本に帰国されるということで、せっかくなので、忙しいスケジュールをやりくりしていただいて、武蔵にも来ていただけることになり、本日の講演会となりました。
全校生徒が大講堂に集まり、「創立記念講演会」が始まりました。