523 記念祭10 －有志団体「恐竜の長い午後」－

武蔵の記念祭の特徴は、通常の学校でよくある「クラス企画」ではなく、「有志による企画」により成り立っていることです。同じことをやりたいという者が集まります。これは昔からの伝統です。
今回もたくさんの有志企画がありましたが、その中で「すごいなあ」と思ったものの1つが映画を作る企画です。
映画のタイトルは「恐竜の長い午後」。授業中にノートに恐竜を落書きをしていたところ、その恐竜が逃げ出して、武蔵のキャンパスで暴れまわる。そして最後は…というストーリー。7分ほどの短編映画です。実写の中に、スケッチされた恐竜が動くというもので、映像もカットも上手で、クオリティの高さを感じました。
有志メンバーは高1の約10名。監督をした生徒に話を聞くと、中3のときに「恐竜の映画をとらないか」と同級生に声をかけ、集まってきた仲間たちと制作をしたとのこと。もともと恐竜が好きだったそうで、脚本を練り、絵コンテを書き、そして撮影。さらに映像を編集し、音響も加えたとのこと。
私も高校時代に、やはり同級生が記念祭に向けて8ミリ映画を制作していたことを思い出しましたが、「今のテクノロジーはすごいなあ」とただただ感心するばかりです。
いつの時代でも、仲間と一緒に、面白がって挑戦してみることは本当に素晴らしいことだと思います。お見事でした！