校長散歩

2023.07.27

  • #行事

546 中1 山上学校2-山上学校の目標-

荒山高原から軽井沢峠に向かう生徒たち
生徒に配布される「山上学校要覧」には、受け継がれてきた「目標」が文章として記されています。要約すると次の3つかなと思います。
1つ目は「自律」と「自立」。武蔵の山上学校は、自分たちで計画を立て、自分たちで実行するところに価値があります。その中で、自らの判断で自らを律し、自らの信念で進んで行動するという「武蔵」の精神を学んでいきます。そのことにより、生きる自信を獲得し、自立への一歩を踏み出していきます。
2つ目は、「自然からの学び」です。赤城は見渡す限りの大自然。雄大で魅力に満ちた自然から素直に学ぶ気持ちを持つことで、他人から素直に学ぶ謙虚な気持ちも芽生えてくるに違いありません。
3つ目は「共同生活」です。寝食を共にする生活経験を通して、考え方や気持ちの行き違いから誤解が生じたときに、みんなが自己主張に走るのではなく、他人の意見や他人の立場を尊重し、みんなで考え、みんなで話し合うことにより、みんなが納得のいく結論を見出せるプロセスを学びます。
これらの目標が、山上学校で実現できるか。
初日、前橋駅に現地集合した生徒たちは、バスで1時間弱の箕輪で下車。この日はどの班も同じコースで、約5時間をかけて、荒山高原から軽井沢峠、八丁峠を経て、大沼(おの)湖畔の青山寮に向かいました。