校長散歩

2023.09.22

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【番外編】教頭散歩 国際交流合宿3-留学生とともに楽しむ-

最終日に参加者全員で記念撮影
国際交流合宿の要項には「『留学生とともに楽しむ』をテーマに活動しましょう」と書いてあります。その目的に合わせて、留学生に楽しんでもらい、武蔵生自らも楽しむという活動が続きます。
合宿3日目の朝は食事前にラジオ体操。まずは英語版で一度、続いて日本語版でもう一度、と留学生にも理解してもらおうという工夫がみられます。午前中は室内で「ハンカチ落とし」などの体を動かすゲームをしていました。幹事役の生徒たちが相談しながら企画し、参加者皆で声をかけ合うことで、留学生をうまく巻き込んでいきます。午後はBBQと合宿恒例のスイカ割り。ドイツ語で”Rechts!(右!)”、フランス語で”Gauche!(左!)”などと声をかけ、見事に2玉割れました。夜のビンゴ大会では、留学生が”BINGO”と叫ぶと、とりわけ大きな拍手が起こりました。
今回参加している高3生は今春、ドイツ、オーストリア、フランスの各提携校に派遣された国外研修生です。外国語では彼らが一番頼りになりますが、この合宿ではバックアップ役に回り、できるだけ下級生に出番を譲っています。中心となるのは幹事役を含む高2生。各活動の準備や後片付けは彼らが率先して行っています。高1生はその先輩の姿を見て手伝いに入ります。ふだんの部活動や学校行事でも同様の文化があるからこそ、こうした役割分担が自然にできるのでしょう。
「ともに楽しむ」ためには相手の気持ちや立場を意識して行動する必要があります。同時に、それが心地良いと感じなければ自分も楽しむことはできません。こうした等身大で自然体の国際交流。多くの海外提携校と生徒交換をしてきた国外研修制度の最大の強みだと思います。