校長散歩

2023.11.06

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569 天文学オリンピック・日本学生科学賞 受賞

校長室での記念撮影
10月31日、日本天文学オリンピックと日本学生科学賞で優秀な成績を収めた中3の星君が校長室を訪問してくれました。
第2回日本天文学オリンピック(日本天文学オリンピック委員会主催)は、天文学好きな中高生を主な対象として行われるもので、国際天文学・天体物理学オリンピック予選を兼ねて行われています。実施されたのは少し前になりますが、2月にオンラインで行われた予選を経て、3月に対面での本選が行われました。問題は天文学・天体物理学を中心とした幅広い範囲から出題されるとのこと。星君は当時中2でしたが、見事銅賞を獲得。これは116名の参加者のうち、上位30名ほどになります。多くの高校生に混じっての中での受賞は見事です。
同大会では太陽観測部先輩の高校生も参加し、日本代表に選出。国際大会にも出場しました。星君は次回の大会に向けてもすでに準備を進めているそうで、先輩からも「頑張れよ」と励まされているそうです。
また、日本学生科学賞(読売新聞社主催、科学技術振興機構(JST)他共催)は歴史のある大会で今回が第67回。星君は、その東京都大会に個人研究「宇宙線の到来機構に関する研究」を提出し、見事「奨励賞」を受賞しました。
話を聞くと、学校に設置された観測機器でデータを集め、それを解析したとのこと。「まだ研究途上なので、引き続き解析を進め、できれば全国大会の上位入賞者に与えられる日本代表として世界にも挑戦していきたい」と、高い志を語ってくれました。
生徒たちの科学研究を奨励する風土が武蔵にはあります。「山川賞」という在学中の科学研究の成果を顕彰する制度も武蔵にはあり、現在各分野の第一線で活躍している多くの先輩たちも、これまで受賞してきました。星君もまだ中学生。ぜひ自分の興味関心を深掘りし、どんどんと先へ進んでいってほしいと思います。
受賞おめでとうございました!