校長散歩

2023.11.29

  • #授業

573 武蔵の授業23 -中1英語-

タブレットに発音を吹き込んでいる生徒の様子
11月22日、中1英語の授業を見学しました。1クラスを半分に分けての分割授業です。
まずはphonics(発音と文字の関係性)の学習。発音を聞き分けて文字を選びます。さらには発音矯正アプリが入った1人1台のタブレットに向かって発音し、自分の発音を確認します。
続いて本日の文法事項の目標設定。この日はItの用法を学ぶということで、いわゆる状況のIt(時間、天気、距離等)を学び、ワークシートで復習をします。文章も昔の英語のように「逐語訳」をするのでなく、英文のまとまりで理解。さらに文章を音読し、これもタブレットに向かって話しかけ、発音を矯正します。その後、カード形式のアプリや手書きノートアプリを使って、生徒がチャレンジしたいレベルの演習を行うとともに、週末の家庭学習での「多読」の案内をして授業が終わりました。
私が武蔵で受けていたはるか昔の英語の授業とは、隔世の感がするほど内容が充実しています。さらに、コロナ禍を機に導入したタブレット教材を使って、英語の学びは進化しています。
タブレットに言葉を吹き込んで楽しそうに学んでいる生徒たちを見て、基本的な文法事項を学びつつ、英語を使う楽しさや自信をこの時期に体得していくことは、大きな意味があると思いました。自動翻訳機が進化しても生身のコミュニケーションの意義は変わりません。ぜひ世界に雄飛すべく武蔵生には、英語の授業はもとより、様々な機会を通して英語力を向上させてほしいと思います。