校長散歩

2025.12.24

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846 「武蔵百年の森プロジェクト」本格スタート①

開会式の様子
開会式の様子
12月14日、埼玉県毛呂山町にある武蔵学園の「学校山林」において、「武蔵百年の森プロジェクト」第1回現地イベントが行われ、生徒12名、武蔵学園関係者10名、そして森林管理を新たにご協力いただくNPO法人しんりんの皆様6名の総勢28名が参加しました。
武蔵の学校山林は、武蔵学園HPにも紹介されているように、日本紀元2600年(1940年)の記念事業として、当時の父兄会(現在の保護者会)からの寄附金により土地を購入し、植樹等を行ったことをはじめとしています。当時は、太平洋戦争直前で、日本中が紀元2600年のお祭り騒ぎをしていた時代でしたが、時の校長山本良吉先生は、「目先のお祭り騒ぎよりも遠い将来に意義を求めること」を生徒たちに説き、当時の国家の歩みへの批判も込めて国土緑化運動を果たしたのでした。
戦後1960年からは校長散歩6校長散歩648でもご紹介したように、毎年春に入学したばかりの中1生がこの地を訪れるようになりました。新たに出会った友だちとの親睦を深めるとともに、武蔵の精神を学んでいく場ともなっています。
その管理運営は、長い間、地元の方にお願いをしていました。しかしながら、高齢もあり引退され、森林の管理をどうするかが課題となっていました。そんな折、校長散歩793でご紹介したように、宮城県鳴子で地域循環共生圏の創造に取り組まれているNPO法人しんりんの大場隆博理事長との出会いがあり、新たな森林管理のお手伝いをしていただけることになりました。
この日は、新たな森林管理として始まった「武蔵百年の森プロジェクト」の第1回現地イベント。前日からの雨で実施が心配されましたが、次第に雨もやんできました。
記念すべき第1回イベント参加に手を挙げた中1生から高2生までの生徒たちは、ヘルメットをかぶりビブスを付け、午前10時ごろ、学校山林に入りました。
開会式では、私の方から「開会の辞」を述べ、イベントがスタート。その後、大場理事長から、森林に関するレクチャーを受けました。
校長挨拶

大場理事長からのレクチャーの様子
大場理事長からのレクチャーの様子