校長散歩
2026.02.25
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867 朝永振一郎記念「科学の芽」賞表彰

2月24日、今年度行われた第20回「科学の芽」賞(筑波大学朝永振一郎記念「科学の芽」賞実行委員会主催)で、見事「奨励賞」を受賞した中3生の村野君が校長室に報告に来てくれました。
この賞はノーベル物理学受賞者で筑波大学の前身である東京教育大学の学長であった朝永振一郎博士の功績を称えるとともに、小中高校生を対象に自然や科学への関心と芽を育てることを目的としたコンクールで、今年度が20年目となりました。
武蔵でも夏休みの自由研究などで自主的に研究を行った生徒に賞の存在を紹介し、生徒たちは応募。今年度、中学生部門は全国から1127件の応募があり、そのうち上位14件にあたる「奨励賞」を村野君は受賞しました。
研究主題は『川の湾曲部での自然の鉄穴(かんな)流し-京都大原盆地、高野川の砂鉄—』。鉄穴流しとは、伝統的な砂鉄の採取法だそうです。村野君は、祖父母の家の近くを流れる河川流域で、採取地点による砂鉄量の違いに注目。先行研究の文献にあった「2次流れ」による砂金の堆積を参考にしながら、河川中での砂鉄の堆積の仕方を推定した研究です。
審査委員からは「全体として発想は面白く、フィールドワークを伴う探究心が感じられる研究です」と評価されました。今後は、採取方法の再現性を高め、地点選定の工夫や鉱物固定の根拠を明確にすることにより、完成度の高い研究になっていくことを期待しますというアドバイスもいただいたそうです。
実は村野君は、校長散歩736でご紹介したように、昨年度も「科学の芽」賞に応募。全く違う研究主題で「努力賞」を受賞しました。今回は一段ステップアップした「奨励賞」を受賞できたとのことで素直に喜びを表していました。
普段は運動部に所属しており、日々研究を行えるわけではありませんが、理系に興味関心があることから、日常生活の中で研究の種を探しているそうです。素晴らしいと思います。今後も、その探究心を伸ばしていってほしいと思います。受賞おめでとうございました!
なお、今回は「学校奨励賞」を、全国29校の1校として、本校に授与していただきました。受賞を励みに、引き続き、自由に研究を進められる武蔵の雰囲気を大切にしていきたいと思います。この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございました。