校長散歩
2026.03.04
- #その他
869 保護者向け講演会-親子関係のためのアンガーマネージメント-

子育ては楽しく素晴らしい営みです。保護者の皆様は立派だなといつも思っています。一方で、時に思い通りにいかなかったり悩んだりすることもあります。アンガーマネ-ジメントという言葉がありますが、怒りの感情を上手にコントロールすることも必要になってきます。
そんな悩みに応えつつ、より良い親子関係を築いてもらえればという趣旨から、このたび初めての試みとして、2月28日(土)の午後、保護者向けの講演会を開催することとしました。
講師は早稲田大学教育学部の本田恵子教授。本田先生には、これまでも校長散歩69や866でご紹介したように、生徒に対するSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の実施など本校の教育活動に様々な形でご支援いただいています。今回の演題は「思春期の子どものストレスとその対応~親子関係のためのアンガーマネージメント~」です。中学生の保護者の皆様に呼びかけをしたところ、会場の大学1号館の大教室に、160人を越える保護者の皆様方がご来場されました。
講演は、思春期の心と体の変化、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)実践から見えてくる生徒の様子、中高時代に必要なソーシャルスキル、思春期の子どもを受け止めるために親に必要なことという柱立てに即して、脳と身体の関係について教育心理学・発達心理学の視点からの理論的な枠組みを示していただくとともに、実践的なアドバイスも含めたお話をしていただきました。また、時間の許す限り、フロアからの質問にも丁寧に応じていただきました。
思春期の子どもの親に必要なスキルとして先生があげられた、①子どもの問題と親(自分)の問題(不安)を分ける力、②子どもの言葉や行動の背景にある気持ちと欲求を見立てる力(本当は何が伝えたいのか)、③子どもの話を最後まで聞き切る余裕、さらに上手な話し合いをするためにはどうすればよいのかというアドバイスが印象に残りました。
理論的な話や実践的なアドバイスに加えて、ご自身の体験なども踏まえながらのあっという間の2時間でした。共感されながらお話を聞かれた保護者の方も多かったのではないかと思います。少しでも参考になることがあれば幸いです。
お忙しい中、お時間を割いていただいた本田先生にこの場を借りて御礼申し上げます。
有難うございました。