校長散歩

2025.04.14

  • #生徒の活動

753 2年連続櫻井徳太郎賞受賞報告

校長室での記念撮影
歴史民俗学の分野での研究を表彰するもので、東京板橋区が主催している櫻井徳太郎賞があります。
このたび2024年度の第23回櫻井徳太郎賞で、見事「佳作」を受賞した高3の田中君が受賞報告に来てくれました。(受賞当時は高2)
田中君は昨年度も校長散歩627でご紹介したように、「優秀賞」を受賞。今回も研究テーマを変えての2年連続の受賞となりました。見事だと思います。
受賞した研究テーマは「甲武相国境地域の中世城郭と築城背景の考察」。研究では、先行研究を踏まえつつ、実地踏査を行うとともに史料を紐解きながら、当該国境地域の城郭には、その構造と歴史的背景からみて、領主により恒久的に維持されるものと臨時的なものとに分類されるのではないかとの知見を示しました。
田中君は生物の研究も進めていて、歴史民俗部以外にも、様々な分野に関心があるようです。将来の指針を聞くと、歴史分野に進むかもしれないけれど、他の社会系の分野に進むかもしれないとのこと。T字型人間という言葉がありますが、横棒は幅広い教養、縦軸は専門性を示します。その両方を持つことが大切で、幅広い分野に興味関心を持つことで、おのずと自らの専門性が深まっていくと思います。「そろそろ受験も頑張らなきゃ」とニコっと笑った田中君が印象的でした。ぜひ頑張ってほしいと思います。
おめでとうございました!!