校長散歩

2023.06.28

  • #グローバル

536 REDプレゼンテーション

Advanced クラスのプレゼンテーションの様子
校長散歩427525でもご紹介していますが、武蔵学園を会場に、他校の生徒にも門戸を開いて行っているものとして、REDプログラムがあります。これは「科学を英語で学ぶ」イマージョン・プログラムで、平日の夜に行うイブニングプログラムと、夏休みの期間を使って集中的に行うサマープログラムとがあります。
イブニングプログラムは9月に始まり、6月に終了します。6月21日と22日の2日間に分けて、その1年間の成果を示すプレゼンテーションが、大学1号館を会場に行われました。
21日は Basic (49名)と Intermediate (26名)のクラス。22日は Completion (30名)と Advanced (4名)のクラスのプレゼンテーションが行われました。4つの段階別クラスは学年の縛りがあるわけではありませんが、 Basic は中1~2、 Intermediate は中2~3、 Completion は中3~高1、 Advanced は高1~高2がメインという感じです。それぞれ段階に沿っていますが、途中から入る生徒も多いそうです。
22日の Completion と Advanced の両クラスのプレゼンテーションを見学しました。この日に向け、生徒たちは各自の研究成果をポスターにまとめていました。それらは会場内に掲示され、まずはポスターセッション、さらに生徒・保護者など約100名の聴衆を前にプレゼンテーションが行われました。
Completion クラスの生徒たちは3~5人に分かれ、互いに質問し合う形式。 Advanced クラスの生徒たちはそれぞれが作成したスライドで説明を行い、フロアとの質疑応答を行いました。
Completion の生徒たちは、これまでの積み重ねがあるのでしょう。さすがに英語でのやり取りもなめらかです。そして互いに楽しみながら、学校の枠を超えたREDチームができている様子がよくわかりました。
そして Advanced の生徒たちの発表は、スライドの作りも英語や質疑応答のレベルも素晴らしいものでした。身近な先輩や仲間のまぶしい様子は、後輩たちにとっても大きな刺激になっていることと思います。
最後にREDを主催している学園国際部長からの話がありました。この3年間、コロナの影響により、授業が満足に行えなかったり、オンラインへの切り替えをしたりするなどの中で、英語力や科学への関心を磨いてきた生徒たちです。ここでREDを卒業する生徒たち、さらに上級クラスに進む生徒たちそれぞれに向けての「ねぎらいの言葉」がありました。
今年のサマープログラムについては、すでに〆切は終わっていますが、神奈川の海岸や理化学研究所へのフィールドトリップも含めたプログラムだけでなく、OIST(沖縄科学技術大学院大学)やアメリカ西海岸のスタンフォード大学やUCバークレーに行くものなど、魅力的なものが用意されていました。
コロナとの付き合いも次の段階に入っています。様々な機会を利用して、武蔵のグローバル構想にあるように「思い切って外へ もっと先へ」飛び出していってほしいと思います。