校長散歩

2025.10.16
- #生徒の活動
828 全国高校総体(インターハイ)相撲全国ベスト16

今年の夏,8月10日に鳥取県で開催された全国高校総体(インターハイ)において相撲個人戦(100㎏未満級)で見事全国ベスト16となった成松君が、10月7日校長室に報告に来てくれました。
成松君は4月29日に行われた東京都春季大会(個人戦100㎏未満級)で優勝。さらに5月31日に東京で開催された関東大会でも準優勝し、全国高校総体(インターハイ)に出場しました。
成松君は2回戦から出場。相手は関東大会決勝で敗れた茨城県の選手だったそうですが、見事寄り倒しで勝利。続く3回戦は結果的に準優勝した鹿児島県の選手と対戦。今度は逆に寄り倒しで惜敗しました。それでも全国ベスト16は立派な成績です。
成松君に話を聞くと、「中高6年間、最後までやりきることができて良かった。道場など相撲の関係者をはじめ、温かく見守り支えてくださった武蔵の仲間や先生方に感謝したい」と述べていました。校長散歩437や707でもご紹介したように、武蔵には相撲部はないために、体力をつけるため野球部との二刀流で頑張ってきました。立派だと思います。
将来について聞くと、大学でも相撲に取り組んでいきたいとのこと。「グリット」という言葉があります。日本語で言うと「やり抜く力」です。アメリカの心理学者であるアンジェラ・ダックワースは、政治、ビジネス、学問、スポーツ界などの分野で成功している者の共通特徴を分析したところ、そこに「グリット」を見出したそうです。さらに「グリット」を身に付けるには、学生時代の課外活動が大きな影響力を持つとのことです。(アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT』(ダイヤモンド社 2016年)
相撲で培った「グリット」を生かして、ぜひ「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で、自らの進路希望を実現していってほしいと思います。
おめでとうございました!
- ※全国高校総体(インタ—ハイ)の様子は期間限定で動画配信されています。