校長散歩

2023.03.17

  • #武蔵の風景

500 武蔵の文化財9 -大講堂内の肖像画-

大講堂に飾られている有馬前学園長の肖像画
校長散歩218で紹介した大講堂の中に入ると、講堂内の壁面に戦前から戦後にかけての武蔵高校時代の歴代校長や、大学と高校中学を一体的に束ねるようになって設けられた歴代学園長の肖像画が並んでいます。
向かって右前から初代 一木喜徳郎校長、2代 山川健次郎校長、3代 山本良吉校長と続き、ぐるっと左後に回ると、学園長制度になってからの初代 正田建次郎学園長、2代 太田博太郎学園長と続き、最後には5代 有馬朗人学園長の肖像画が続きます。(歴代校長・学園長の略伝は武蔵学園Webサイトにあります)
有馬学園長は校長散歩240でご紹介したように、2020年12月に現職のまま急逝されました。武蔵のことをこよなく愛され、常に「資源のない日本が生き残るには教育と学術研究への財政的支援しかない」と強く訴えられるとともに、世界情勢が変化する中で「東西の懸け橋」として日本の果たす役割への期待を語っておられました。そんな有馬先生が、大講堂の中で、生前と変わらないまなざしで今も武蔵生を見ておられます。同窓会のWebサイトにも有馬先生への追悼の記述が紹介されていますので、よろしければご覧になってください。
さて、この校長散歩も500号を迎えました。何気なく始めたブログでしたが、面倒くさがりの自分自身がここまで続けてこられたのも、読者の皆さまからの様々な励ましのおかげです。
今後とも武蔵の良さや、武蔵での学びの様子を通して感じたり考えたりしたことについて、コツコツと発信できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
この500号の節目に際し、心から感謝を申し上げます。有難うございます!