記念祭

記念祭とは

記念祭とは
この催しは一般に「文化祭」などと称しますが、旧制高等学校時代からの呼称を引き継ぎ「記念祭」と呼ばれています。その内容は生徒が主体的に運営し、小冊子団体による研究発表、総合学習における各種発表、教師出品の書道展など、1年間の成果を発表する場です。

記念祭の歴史

記念祭の歴史
本校では、旧制武蔵高等学校第1回生の入学式が行われた1922(大正11)年4月17日を創立記念日と定め、開校2年後の1924年4月17日に行われた「記念式」がこの催しのはじまりとなりました。最初の記念式は、開校から2年間のさまざまな成果を展覧したものでした。その後も年ごとに内容は拡充しましたが、決してお祭り的なものではなく、過去1年間の各科教室、校友会各部、各学年・組などの活動の成果を一堂に集め、展覧するものでした。 学制改革後、大学に移行せず新制高等学校となった後も、数年間は、新制の武蔵高等学校と武蔵中学校、および武蔵大学とが合同して開催してきましたが、1954(昭和29)年から高校中学独自の催しとなり、呼称も「記念祭」として残したのです。

現在の記念祭

現在は、体育祭や強歩大会と同様、「生徒が主体的に運営し、教師はそのサポートを行う」という体制が新たな伝統として根付き、生徒によって組織された記念祭小委員会がおよそ1年をかけて企画・運営しています。時代の流れを反映して、他校生の来校も多くなり、賑やかなお祭り色が濃くなってきましたが、小冊子団体による個人(あるいはグループ)研究発表、総合学習における各種の成果発表、教師出品の書道展など、成果発表の場として利用する団体も健在です。 生徒たちの記念祭への関心はとても高く、他校の文化祭実行委員会との連絡を通じて情報交換するなど、よりよい記念祭へ向けてたゆまぬ努力を重ねています。