海外活動チャレンジ奨励

自調自考で「思い切って外へ、もっと先へ」

国外研修制度が学校間の交換留学を基盤にしているのに対して、生徒一人ひとりの主体的な校外活動を応援するため、2020年度に国内と海外の「チャレンジ奨励奨学金」制度を新設しました。

国内活動チャレンジ奨励が国内での研修を支援するのに対して、日本を離れて海外に、「思い切って外へ、もっと先へ」チャレンジする生徒を支援し、奨励するのが海外活動チャレンジ奨励です。三理想でも目指すように、「自ら調べ自ら考える」精神のもとで「世界に雄飛する」生徒が、これまで以上に増えてくることを期待しています。

「海外活動チャレンジ奨励奨学金」制度

自主的かつ主体的に海外で活動する生徒に対して、その費用の一部を支援するための仕組みで、申請に基づいて審査の上、「海外活動チャレンジ奨励奨学金」が支給されます。

この奨励制度には、「思い切って外へ、もっと先へ」という生徒の気概をさらに後押しして、その視野を海外にまで向けられるように、との思いが込められています。ただし、単に海外に行くことを奨励しているわけではありません。一概に物見遊山が悪いというわけではありませんが、移動手段も通信手段も発達して異国がより身近になり、情報も溢れる今日だけに、このチャレンジ活動には明確な目的意識、つまり各自の「問い」をもって臨み、自分なりの探究につなげる機会とすることが求められます。

このような趣旨で、この奨励制度ではいわゆる語学研修や異文化体験プログラムは対象外としています。既成プログラムに参加する場合であっても、自らの「問い」を設定し、その探究を目的とした活動であれば対象となります。

海外活動チャレンジ奨励奨学金には中学3年生以上が申請することができます。この制度を利用して海外のサマースクールなどに参加した生徒もいます。なお、国外研修の提携校派遣生に支給される「国外研修奨学金」と同様に、この奨励奨学金も同窓会等の寄付によって成り立っています。